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素敵と思った一行|さとゆみゼミ#0

「本気で書く人生は楽しい」

ライター・コラムニストの佐藤友美(さとゆみ)さんの言葉に共鳴し、「さとゆみビジネスライティングゼミ」の4期生として学び始めました。さとゆみさんが主宰する「書くことを共に考える」ゼミです。

今年1月より三ヶ月間開講、全12回のオンライン講座です。

本気で「書く」に向き合いたい、仲間と一緒に学びたい思いで参加しました。さいわい受講生の半分はライターの職業ではない方。私もライター未経験からの受講です。学びを深めるため、気づけたことやゼミの感想を書いていきたいと思います。


事前に自己紹介

事前に4期生のFacebookグループに加入し、簡単に自己紹介をしました。出版社に勤めていた方やすでにライターとして企画・編集している方まで、そうそうたるメンバー構成。全22人。正直ついていけるか不安になりましたが、みなさま学びたい気持ちは一緒。同じ課題にとりくみ、意見交換できることを楽しみに初日を迎えました。

事前の課題

ゼミを前に、さっそく課題が出されました。「これは素敵!」と思った「1行」を、初回のゼミまでに決めてくること!CMのキャッチコピーでも、書籍の中の「1行」などでも大丈夫。それを素敵と思った理由も頭の中で考えておく課題です。

実際に気になる一行を見つけ出すべく、年末年始は目に映る言葉に注意をはらいました。「一行」を探す過程も、候補を絞る過程もおもしろかったのです。過去に影響を受けた一行にしようか、それとも新たに心に響いた一行にしようか。

私は、元旦の朝日新聞に掲載されていた草間彌生さんの言葉を選びました。他にも、渡辺和子さんの言葉やフォトグラファーゆたさんの言葉が候補に上がり、正直迷いました。結局、自分の好きな人の言葉に惹きつけられていたと感じます。

ゼミ初回のフィードバック

さっそくゼミ一回目を迎えました。開講にあたって、数人の方が実際に「気になる一行」を発表します。見出された「一行」を聞くにつれ、言葉のもつ力に圧倒されました。言葉に勇気づけた経験をもつ人の多いこと。また理由を語る言葉を通して、その「人となり」もわかるのです。

さとゆみさんは「気になる一行を探していた毎日は、普段より文章に対する解像度が上がっていたのではないか」と話します。確かに、アウトプットする前提で言葉を探す日々は、「気になる一行」候補がたくさん現れるゆたかな時間でした。

ここで学べることと、ここで学べないこと

ゼミの時間は全12回。ゼミ中だけの学びだと、正味「一時間半×12回分の時間」しかありません。ですが大切なのはそれ以外の24時間だと、さとゆみさんは言います。

同じ三ヶ月を過ごすとしても、それ以外の24時間をいかに過ごしていくか。言葉に向き合い、キャッチコピーの理由を考えたりする三ヶ月は、私たちを強くすると話します。

三ヶ月間どっぷりと文章に向き合うこと。
三ヶ月後には、文章の見え方がまったく変わる体験ができるように。

今回の「気になる一行探し」が、実は言葉と向き合う時間になっていたのです。まんぜんと言葉に向き合うだけでは、記憶にも心にも残りません。世の中にはすてきな一行があふれています。その一行から力を得られるかどうかは、自分次第です。

初回のオリエンテーションを通し、ゼミ以外の24時間も言葉と向き合う三ヶ月にしたいと思ったのです。

つづく。

(追記)
実はすでに一回目のゼミを終えています。昨年末にさかのぼって書いている理由は、触れておいたほうがいいと思ったからです。一回目から順次、発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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