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世界一周トラブルエピソード②

しっかり途上国の洗礼を受けたベトナム

香港から移動してハノイを2日間楽しんだ私は次の目的地、ダナンへ行くために朝6時に起きて空港を目指しました。

もちろんぼったくりに遭わないようにUberを使ってタクシーを呼び、無事出発の1時間ちょっと前くらいにノイバイ国際空港に到着しました。

自分の乗る飛行機を探すため掲示板を見ていたのですが、ここで異変に気づきました。
なんと乗る飛行機の表示がなかったのです。
おかしいなぁと思いもう一度スマホの予約表を見てみると、ターミナルが違っていました。

どうしようと困っているとスーツを着た家族連れのベトナム人男性が英語で"どうしたの?"と声をかけてくれ、理由を説明しました。
すると違うターミナルに行くにはタクシーで行くしかないと言うことを教えてくれましたが
タクシーはぼったくられるから不安であることを伝えるとタクシーの運転手に交渉までしてくれ値段を教えてくれました。

いざタクシーに乗り込み目的のターミナルに着くと運転手がつたない英語で話しかけてきました。
ドルの話をしていることはなんとなくわかったので、タクシー代をドルで払って欲しいのかと思い質問すると相手が私の英語を理解できず。何回も聞き返しているうちにやっと相手の言っていることが理解できたのです。

その内容はベトナムでは小さい紙幣が必要だから両替してあげるという内容でした。

この話は明らかにぼったくりだと気づいたのでもちろん断りました。
よくわからないやり取りの間に刻一刻と時間は過ぎ、ふと時計を見ると搭乗時間がすぐそこまで迫っていたのです。

まだよくわからない英語でごちゃごちゃ言っていましたがスマホを見せ飛行機の時間だからと伝えて、話を終らせタクシー代を払おうと財布を見るとベトナム紙幣の最高額の50万ドン(当時約2500円)しか持っていませんでした。
しかしまだごちゃごちゃ言ってくるタクシー運転手。
50万ドンで払うのやばいなと思ったのですが、それを渡し、時間が本当になかったので早くお釣りを頂戴と言いました。

すると小さい額の紙幣を大量に渡してきたのです。
お金を数える時間もないくらい飛行機の時間が迫っていたので、そのままタクシーを降り無事チェックインしました。
飛行機でもらったお釣りを数えるとたった500円程度のお釣りしかありませんでした。

後から調べたのですがこれがベトナムで有名なぼったくりの手口でした。
ベトナムの紙幣は単位が大きすぎるため外国人は瞬時に計算できないことを利用し、お釣りを小額紙幣で大量に渡すという手法です。

その時は半日くらい暗く悲しい気持ちになりました。

今思えばもしかしたら生活が苦しくてお金が必要だったのかもしれないと思い
あの時のお金でご馳走でも食べて少しでもハッピーな気持ちになってくれてたらなぁと願っています。

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