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終戦日にアレンネルソンの本を読んだ

今回は洋書ではないのですが、ベトナム帰還兵のアレン・ネルソン氏の「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」という戦場で体験した戦争の悲惨さについて語られている本を読みました。

戦争というくくりで考えると、8月に入ると、国内では昔から第二次世界大戦中の話が多くなり、あらためて戦争の残酷さ、悲しさについて考えさせられます。私の祖父母も戦争中の話をたまにしてくれました。横浜の大空襲を経験した祖母は、今ではあまり目にしない、火をつけるとヒューって飛ぶロケット花火が聞こえると、耳をふさぎ、戦争を思い出すから辞めて!とすごく嫌がりました。アレンさんもそうですが、戦争を経験した人々にとっては、戦争による心の傷は深く、けっして消えるものではないのだと、この本を読んで改めて思いました。
アレンさんの本は時に生々しく、こころが苦しくなる場面がいくつもありました。
日本では必ず広島、長崎の原爆の日、終戦日などのタイミングで戦争について多くの人々が考え、平和を願います。日本人で第二次世界大戦を直接知る人がいなくなっても、戦争について考えて平和を願う習慣はずっと続けていきたいなと思います。少なくとも私の子供たちには、毎年8月に、私が聞いてる祖父母の戦争の経験を共有したり、戦争の恐ろしさを一緒に考える習慣を続けていきたいと思います。




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