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無料添削デザインスクール #22「スキー・スノボツアー A3ポスター」

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添削

スキー・スノボツアーのA3ポスターですね。
A2、A1ではなくて、A3…A4だったらギリお持ち帰りできるけど、A3は駅中だと結構小さいですが、A3ですね。

■これを忘れてはいけない

東日本旅客鉄道「JR SKISKI」キャンペーン キャッチコピー

スキー・スノボの広告で忘れてはいけないのが、このキャッチが入った東日本旅客鉄道「JR SKISKI」キャンペーン広告。

当時はスノボも少し下火になってきていたころ、スキーの広告を打ってもそんなにお客さんが来ない状態。

この広告もそこまで話題にはならなかったのですが、この広告が張り出されてから起きた、東京の大雪。
都内の電車は止まり大パニック。

みんな駅で立ち往生している時に目に入ったのが「ぜんぶ雪のせいだ。」

SNSで爆発的に広がり、スノボをしに行く若者が急増。
JR SKISKIのキャッチコピーは、今でも出るたびに話題になるようになりました。

広告をここには載せられないので検索してみてください。
CMなど色んなパターンが作られています。

■雪、海、自然系のは二種類

ザックリ分けると自然系の旅行ポスターは二種類。(もっとあるけど…)

金額や文字を大きく載せた情報系ポスターと、シズル感全開系ポスター
今回のポスターは文字多めの堅実的な情報系ポスター

シズル感全開のは狙いなどがうまくないと、ただの風景画になりかねないので、程よくキャッチやアクションにつながるものが必要です。

堅実なクリエイティブで作るとしたら、一番大きくすべきなのは価格と特典です。
とにかくお得だという情報をぶち込みます。

タイトルの「スキー&スノボツアーin北海道」は、北海道は魅力なのでどこかに大きく入れるとして、その他はどこかに入っていればいいです。

「スキーは二本の板で滑ります!」
「スノボは一本の板なんです!」

タイトルはこのくらい普通のことしか言っていないので、あまり重要ではないです。

価格を大きく入れて…そんなダサいの嫌だ…と思いますが…
結果が出ればどっちでもいいのがポスターです。

そして、シズル感全開のは成功すれば天下人ですが、失敗すれば非国民扱いされるほど落差があります。
そして難しい。

それに引き換え堅実な価格を大きく載せるのは、デザイン性は低いものの、あまり失敗をしない
価格が本当にお得であれば成功してしまう。
そんな違いがあります。

デザイン最高で100,000円のツアー

デザイン普通で59,800円のツアー

行くとこ同じだったらどちらを選びますか?
内容が良い時はデザインはあまり必要ない時があります。

■情報を伝える

情報を全部伝えなくても断片的に伝える
「北海道」「手ぶら」「お得」「39,000円」
まずはこれだけで興味を持ってもらい、次に内容を詳しく見てもらう。

情報詰込み型は、ポイントとして大きく情報を伝えるように作るとメリハリも出て、情報が際立ってきます。
少しダサいですが、紹介した二種類を作り分けできると重宝されるデザイナーになります。

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