PMSと生理はいつも違う形で来る

毎月の生理を待ちかまえるようになってから20年くらい経つ。
最初の頃はひたすら痛みに耐えるだけだったのが、ここ数年、PMSと生理痛のバリエーションが豊かになってきた。

中～高校生の頃はPMSなんて1ミリもなくて、いきなり出血と痛みが来た。
痛くなる前に薬を飲んでおくという技が使えないし、飲んでもなかなか効かないし、生理痛だけならこれが一番辛い時期だったと思う。
それがだんだん生理前に胸が張ることが増えて、その感じで予想がつくようになった。
これは便利だけど胸が痛い。

3年くらい前からは、生理の前兆に頭痛が加わった。
ちょうど夏だったので熱中症かな？と思ってたのが、PMSのひとつだった。
水を飲んでもポカリを飲んでも治らないし、動く度にズキズキするので、正体がわかるまで不安だった。

今年の2月には吐き気があった。
もともと私は、香水とか強い洗剤の匂いで気持ち悪くなることが多い。
そのときは病院の待合室で、隣の人の洗剤の匂いが強烈で、その人が座って1分経たずに「あっ吐く」と感じた。

病院のトイレで吐くのは嫌だったので、自分の胃にまだ来んなよ、まだ来んなよ、と念じながら受付で診察券を返してもらい車に乗って家まで10分くらいの道のりを運転して信号待ちでもまだ来んなよと念じながら帰宅してカギを開けて一応石鹸で手を洗ってからトイレに飛び込んで思いっきり吐いた。
「う゛ォえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」という声とともに。
吐きながら、漫画で見る濁点つきの叫びってホントに出るんや…と思った。

胃があんなにビクンビクンしたのは、大学でノロウイルスにかかったとき以来。
子宮が収縮するのにつられて胃もギュッとなり、吐き気が起こるらしい。

あと私は腰痛があって、生理前にはだいたいコイツも来る。
長年ニコイチだったのに、最近はそうでもなくなってきた。
方向性の違いで解散してくれたんならうれしいが、手足が冷えるとか、10時間寝ても眠いとかの症状はまだある。

生理痛とPMSがあるのはもうあきらめてるけど、なぜ毎回症状が違うのか。
3月は憂鬱な気分になり、4月は食欲が爆発し、5月はやたらのどが渇き、という。
生理痛とそっくりの腹痛が来るのもあって、これは長年のレギュラー症状。
あ、これは来たな、と思って薬を飲んでも、実際に来るのは次の日とか2日後。
思わせぶりなことしやがって、と自分の腹に腹が立つ。

下腹が熱くて重い感じに痛むのもよくある。
捻挫とか歯痛みたいに、腫れた感じの痛さ。
先月はこれが過去最高に長くて、1週間くらい続いた。
切実に、生理よ早く来てくれ！と祈った。
長いイントロで盛り上がるのはB’zのLOVE PHANTOMくらいでは。

苦しみにバリエーションがありすぎる。
無間地獄か。

保健体育ではこんなこと教えてくれなかったなーと、いまさらながら思う。
スナック菓子を食べ過ぎるなとか、夏休みに夜更かしをするなとかよりも、こういう詳しい知識とか体験談がほしかった。
お医者さんにも聞きづらい知識こそ、先に教えてほしい。
あと、スナック菓子も夜更かしもない人生はつまらん。

さっき書いた生理前の胸の張り。
黒ゴマがいいと読んだので毎日小さじ1杯食べ続けたら、胸が張るのも痛いのもなくなった。
それと、生理痛には毎日のノンカフェインの緑茶が効いたので書いておきます。
誰かの参考になれば。