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山口県長門に移住する(136): Boutis (ブティ) のワークショップ開催します。

Boutis (ブティ) は、
フランスの伝統工芸。
 
15世紀に
マルセイユで生まれた。
 
無地の白木綿に
刺繍のステッチを使って
模様の溝をつくり、
その溝に糸を詰めて、
盛り上がりをつくる。

美しいだけでなく、
保温性と吸水性にも
優れている。
 
問題は、
複雑な手仕事で、
時間がかかること。
 
ブティをみると
「綺麗だな〜」
と、いつも感嘆する。
 
と、同時に、
私には絶対できない、
と、思う。
 
そもそも、
私は多動症で、
大雑把なO型
 
じっと座って、
チマチマ針を動かすなんて、
拷問でしかない。

私にとっては
拷問のブティを
こよなく愛し、
素晴らしい作品を
作り続けている友人がいる。
 
スイス人のZibull(ジビュル)だ。

彼女とご主人のJJが、
近々長門に遊びに来てくれる。
 
ZibullとJJは、
私がスイス・ヌシャテルで
田舎暮らしをしている頃の
ご近所さん。
 
ご飯に招き合ったり、
ジュラを歩きに行ったり、
映画を見に行ったり、
よく一緒に遊んだ。
 
ZibullのIkigai(生き甲斐)は、
手仕事で、
手を動かしているだけで、
幸せらしい。
 
ブティの他にも
パッチワークや、
小物、ぬいぐるみまで
創る。
 
どの作品も
Zibullならではのセンスが
いきている。
 
彼女のブティの作品は
素晴らしく綺麗で精密。
 
一度、
大きなベッドカバーを
見せてくれたことがあった。
 
「3,000時間くらい
かかったのよ!」
というZibullの言葉に
私は目眩がする思いだった。
 
Crazy!
と、思うのは、
私だけではないようで、
スイスでも、
クレイジーなオタクでもないと
できない、と言われるらしい。
 
それ故かどうか、
ブティは、2019年に
フランスの無形文化遺産に
登録されたそうだ。
 
11月2日(土)に
Zibullのワークショップを
開催します。
 
「ブティという
素晴らしい手仕事を
大好きな日本の皆さんに
知ってもらいたい」
という、Zibullの意向で
参加費は無料です。
 
見学だけでもOKです。
遊びに来て下さい!



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