見出し画像

たくさんのバイトを経験してよかったこと

僕は今まで結構たくさんのバイトをしてきた。
今は大学4年生。(2年休学していたので、現在24歳。今年で25歳)
15歳の高校生のころからバイトをしていたので、約10年間アルバイトをしてきたことになる。(ちょっと盛った)

現在2023年2月。
まもなく2023年3月に大学を卒業する。
そして、アルバイトもやめる。
長かったアルバイト生活も終わりだ。
そこでいろんなアルバイトをしてよかったなことをつらつらまとめようと思う。

■今までやってきたバイト
・カフェ店員
・居酒屋店員
・出前館のオペレーター
・宅配寿司と宅配ピザのバイク配達員
・宅急便の配達員アシスト
・ドラックストアの店員
・コンビニの店員
・日雇いバイト(工場・ライブスタッフ・テント設営)
・ライター
・農業
・引っ越しバイト

いろんな人を知れた

お客さんでいろんな人がくる。
一緒に働いてくれるバイト仲間や社員さんもいろいろな人がいる。
礼儀の正しい人。頭のおかしい人。
かっこいい人。かわいい人。
人間観察のいい機会になった。
昼のコンビニの主戦力、主婦さんともこんな感じなんだっていろいろ話せたな。

何かするときにうまくなった

僕は掃除が苦手だった。
だけど、今では部屋も綺麗に整頓できている。
バイトのおかげで、皿洗いや原付の運転、掃除とちょっとしたスキルが身についた。

普段入れない場所に入れた

お店のバックルームってちょっと異世界じゃないですか?
あんなにピカピカな店内に対して、事務所はきたない無機質な空間だったり。
とくにヤマト運輸の配達員していたときは、タワーマンションのなかや倉庫、普段行かない病院にも配達や集荷に行っていたので、ちょっとした探検気分だった。

店員さんに優しくなれた

アルバイトをしていると、店員さんがどういう仕事をしてどういう苦労があるかわかるようになる。
レジのときに「ありがとうございました」ってお客さんが言ってくれたら僕は嬉しかったので、僕も店員さんに言うようになった

時給で働けるのでお金が貯まる

なんだかんだこれ大事。
フリーランスになろうとしてブログや動画編集とかプログラミングをしたけど、収益化は無理だった。
その点、時給制で働けるのはわりとよかったかもしれない。

職業体験がたくさんできた

カフェ店員に憧れる。
なんかかっこいい。
バイトでそんなカフェ店員になったり、本屋さんになったり、ちょっと憧れの職業を体験できた。
そして、そんな憧れの職業でも、人生でずっとやり続けるのは厳しいなとかそんな発見がアルバイトでできた。

コミュ力があがった

もともと中学生の頃、僕はひきこもりだった。
ずっと誰とも話してなかった。
高校生からバイトをして、今では旅先の居酒屋でお客のおっさんに話しかけて仲良くできるようになった。
それもバイトで半強制的にいろんな人と話す機会が与えれたからだと思う。

いろんな人と話して将来が決まった

ヤマト運輸でバイトしていたとき、「大学生なら若いしやりたいことなんでもできるね!」と、少し自分の人生に未練があるような口調で40代ドライバーの社員さんが繰り返し言ってた。
僕自身は結構自分ができることが限られるし、凡庸な人生になる予感がしてた。
だけど、年上の人から「なんでもできる」と繰り返し暗示をかけられて、本当になんでもできるような気がした。
結果、ヒッチハイクをしたり、福岡でミニマリスト生活をしてみたり、長野の田舎でワイン農家になったりした。
今思えば、そんな「なんでもできるよ」暗示の効果のおかげだったのかもしれない。

人に対する偏見がなくなった(特に、地方の人への)

埼玉に住んでいたとき、九州は相当な田舎だと思っていた。(失礼ですね)
実際に福岡に住み、アルバイトをしてみて全然そんなことはないことに気がついた。
訛りもあんまりないし、関東の人と特にほとんど変わらない思考してる。
ただの旅行者で訪れたよりも、アルバイトしてみてより詳しくその地域の人のことをしれたかもしれない。
もっというなら、全く接点のなかった倉庫で働く人やライブスタッフってこんな感じなんだって偏見が取り除かれた。

暇が潰れた

学校が終わった夜の時間は本当ならなにもせずにぼーっと過ごすだけだったかもしれない時間を、お金に変えられた。
そのお金で長期休暇に旅行にでかけたりできた。
「バイトしている時間」と「休みの時間」をどっちの暇も潰すことができた。

友達ができた

バイト先を通じて、違う学校の学生と仲良くなったりできた。
埼玉に帰ると、もともとバイトしていたカフェの店員さんがまだ僕のことを覚えていてくれたりして居場所ができた。
バイトで価値観の近い人とはバイトを辞めても繋がりが残り続けるのはいいことだなって思った。


アルバイトをするのは少し屈辱的だ。
——親がもっと裕福ならアルバイトせずにおこづかいだけで過ごせたのに。
——スキルがあればアルバイトせず、フリーランスとしてどこでも働けたのに。
そんなことも思ってしまう。
だけど振り返ればよかったこともそこそこあったなと思う。

アルバイトって刹那的だ。
やめてしばらくしたあとその店を訪れる。
そこで働いていた人たちは、全員入れ替わっていた。
なんてことがよくある。

でもここで綴ったように、アルバイトしていてよかったこともあったなって、今になって思う。

さて、今日もアルバイトだ。