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僕はなぜ一人で山に登るのか

僕は一人で山に登る。
富士山も、北岳日本で2番目に高い山も、八ヶ岳や御嶽山だって一人で登った。

一人で山に登る理由

自分のペースで登りたいからだ。
山を駆け上るように登る。
山頂で1時間近くゆっくりと過ごす。
そんなことをする。

登山に一緒に行くとなると、結構手間がかかる。
基本的に朝早くから集合する必要があるし、登山口までの交通手段も山手線のように便利なものじゃない。
それに僕はいま長野県に住んでいる。
「天気が良さそうだ」「気分転換に山でも登ろうかな」と思って、最短で車で20分のところに登山口があるような場所に住んでいる。
そのくらいの気分屋な僕だから、「今から飲みに行かない?」くらいノリで登山に誘う友人は今のところいない。
社会人になってみんな忙しいそうだし、意外と長野県民で趣味が登山の人は思っていたほど多くはないんだ。
「思い立ったら吉日」という言葉があるように、誰かと予定を調整する暇があるくらいなら、僕はひとりで山に登り始める。

それに、僕は基本的に、誰かのペースにあわせてなにかをするのがあまり好きじゃない。
これまでのアルバイトをしていても、忙しい飲食店のようなスタッフ同士の連携を必要とする仕事はあんまり好きじゃなかった。
趣味の時間くらい自分のペースで過ごしたいよな。

大人数で山に登っていた時代もある

そんな僕も数年前は5人〜15人ほどで登山をしていた時代がある。
大学の頃、登山サークルに入っていたからだ。

日帰り登山もテント泊縦走登山も、大人数で経験したことがある。
いい経験にはなったけど、僕は集団で山登りするのは好まないことがわかった。

登山前にみんなで準備するんだけど、その準備が結構手間に感じた。
登る山が必ずしも、僕がそんなに登りたいと思う山じゃなかったりすることがあった。
あとは、他人任せになってしまう。山行計画を自分で立てないせいで、どこらへんの山なのか、どんな名所があるのかといったこともあまり気にせずについていくだけとなってしまう。
必要がないことは、人間やらないし、調べるのを怠ってしまいがちだ。

一人で登るときはすべて自分でやる必要があるので、必然的にその山への理解も深まる。
それが楽しかったりする。

これからの登山

でもこれからは、少しずつ友人たちと登る機会も増やして行けたらいいと思っている。
やはり友人と山に登った経験は、その後何年も思い出として記憶に残り続ける。
登山には興味あるけど、まだ踏み出せていないという友人に対して、一緒に山登りをする機会を与えたい気もする。


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