【日記】アルバイト後に夕暮れの霧ヶ峰へ。ピンク色の空と富士山。
アルバイトを終えて、霧ヶ峰に行った。
バイト先から霧ヶ峰までは大体車で20分くらい。
うん。とても近い。
東京や大阪のような大都市からわざわざ何時間もかけて行くような観光地まで、サクッと行くことができるのが田舎暮らしの特権である。
15時30分くらいには霧ヶ峰の駐車場には着いて、車の中でアルバイトで酷使した脳を休ませていた。
ぐだぐだと狭い車内で過ごす。
16時20分くらいになり、かなり日が傾いてきたなというところでいよいよ車の外にでる。
もう今日は16時45分が日の入りの時刻らしい。
今日は雲ひとつない。
霧ヶ峰には何度も来ている。
今日は、いつもいる馬はいないようだった。
さすがに冷えるな。
11月にしては陽の光で暖かいんだけどね。
もう枯れ草みたいな色になってしまった高原。
夏は青々とした緑の景色だったんだけどな。
少し寂しさを感じる。
冬は一面の雪原となるようだ。
まだ実際には見たことはない。
登っていくと八ヶ岳が見えた。
そして富士山が見えた。
夕日は隠れてしまっていた。
綺麗だな。
絶景だ。
僕が住んでいる原村もきっと見えているはずだ。
去年の今頃も阿蘇山に行って、似た高原の景色を眺めたな。
そんなことを思い出す。
そういえば、昨年の今頃は福岡に住んでいたんだっけ。
もうなかなか遠いことのように思えてくる。
こんなに寒いのに、2人組みの観光客と3回すれ違った。
「寒い中、こういう場所まで着いてきてくれる友人やパートナーなんていいな」と心のなかでほほえんだ。
僕は当然一人だけど、埼玉に住んでいた時ほど焦燥感はない。
すれ違う片方の人はカメラを首にさげていた。
僕は長野にくるときにミラーレス一眼を売ってしまった。
手放してまた欲しくなったということは、僕には一眼は必要なんだ。
またこだわったカメラで写真を撮りたいな。
村の風景や田舎の絶景をオールドレンズで写したい。
もう日は暮れた。
落ちてしまった太陽の残りの明かりと車のヘッドライトで、暗い森を照らして、諏訪の街へと降りていった。