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135 振り返り5〜SVP対話合宿@北海道雨煙別

2日目、栗山町の市街でランチタイム。僕はearthというネパールカレー屋さんチームと同行する。
スープカレーが来る間、高校の探究について話を聞いた。探究についての認識や理解が先生方に行き渡っていない状況は、中学校とそんなに遜色ない気がして、少しホッとした。でも、高校の方がちゃんと「どうしたい?」と聞いていると感じた。中学校にいる身としては、ちょっと残念な気持ちになった。
僕らは総合的な学習の時間導入初年度を中学校で受けた世代だ。余市町はりんごの町だから、りんごの木の剪定作業を手伝ったり、富良野は米どころだから田植えや稲刈りを手作業でして食べたりしていた。あとは中学校だから職場体験はあった。同時と今を比べると、あんまり探究の度合いは変わっていない気がする。
学習指導要領に載ってるとか載ってないとかじゃなくて、本当に意味があると思っているものを子どもにちゃんと提供すればだけでいいのに、なぜそれをしないんだろう?と、最近の怒りを仲間にぶつけていた。

教員ではなく服飾デザイナーの方が参加者にいて、その人が「オリジナルなんてないけれど、それでもオリジナルを大事にしたいじゃないですか。」という言葉を述べていた。この合宿の中で、僕にとってもっとも印象に残っている言葉が、これだった。
オリジナルなんてないのに、それを目指す?ないものを目指すってどうやっていけばいいのだろうか?
自分が経験したこと=唯一無二のオリジナルだと考えたら、自分の出会った子たちや同僚を大切にするってことが「オリジナルなんてないけれど、それでもオリジナルを大事する」ってことなのだろうか。