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強さ [『同志少女よ敵を撃て』から]

はじめまして

ずっと書こうかこうと思っていたnote
本日からはじめていきます。

と言っても、ただただbook reviewの場を私用のノートから公的なノートに変えて記すというだけ。

早く自分のスタイルを作れたらなと。
もしこれを目にとめてくださる方がいるなら、感想等々寄せていただければこれ以上ないことです

初回に言っておくべきことは、私はbook reviewにあらすじは書かない、ということ。あくまで感想を述べるだけですので。

本日の本

そんな初回にはこの本。

『同士少女よ、敵を撃て』

『同志少女よ敵を撃て』(逢坂冬馬/早坂書房)

女とか男とか性別なんていう境目があったとしてもそれが条件になりはしない、という今の時代。
それを逆行するような、女男がはっきりと別れるこの時代に女が女として戦場に立ち続ける姿にとにかくはっとさせられた。

今まさにウクライナで戦争が起こっていると聞いても、どうしたって戦争を身近に感じ考えることはできない。
そう思っていた2日前の自分をぶん殴りたい。
今は感じ、考えている。
まるでこの場で銃撃戦が行われ、自らの命を捧げているように。
様々な偏見に苦しみながら、自分の内に秘めた思いに葛藤しながら、淡々と目的をこなしていく勇気ある少女達を驚きと尊敬、少しの恐怖心の中で見ている自分がいた。

鼻から分かろうとしていないし、分かれるわけが無いと思っていた事を分かろうとしている自分にも衝撃を受けた。
それがこの本を2日で読み切るという行動に繋がったのだ。先を知りたい、などという単純な思いではなく、早く読まなければ置いていかれそうで。

今を苦しみながら生きている女性たちに、今を生きる命を持つ者達に、是非とも読んで頂きたい。

これからよろしくお願いいたします。

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