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ブラジルのサンバカーニバルで踊りたいので転職しました🙄🇧🇷〜特異なケースから見る今後の転職トレンド〜

Hi〜Elenaです👋
転職理由とタイミングは人それぞれですが、私の直近の転職はブラジルサンバカーニバルの山車の上でダンサーとして踊る機会を得たかったので結果転職しました。
プロダンサーを目指している訳ではありません。ダンスは趣味です。

業界にもよりますが、「こんなことで⁉︎何て奴だ💢!」と思った方々、残念ながら恐らく私で最後ではないです。

転職の流動性が増す中、自己の幸福度に比重を置いた転職は今後増える思うので共有させて頂けたらと思います。

この記事を読んで欲しい人:
✅ マネージャークラスの人
✅ 人事ポジションの人(リクルーター含む)
✅ 20代〜30代の人
✅ 何を基準に転職したいか腑に落ちてない人

📈結論としての仮説:
転職の流動性が増す中、自己の幸福度に基軸を置いた転職が増えると予想。

・背景:
アイデンティティを会社への帰属意識よりプライベートへ重く置く転職を厭わない20代〜30代の社員が一定数存在します。今後、この層の割合が増えると考えられます。

・傾向:
自身の幸福度を高めるためにプライベートにもお金と時間をかけたいと考え、給与や休暇を含む就労条件をシビアにとらえて転職をしていく傾向にあります。

それでは、まず特異な私の転職ケースを紹介させて頂き、どうして上記の結論としての仮説に至ったかお話しさせてください。

👩‍💻私は何してる人?

私は現在30代で転職4回経験があります。業界は外資IT業界でバックオフィス(総務のような業務)です。

🤔どうして、転職に至ったか?

下記、時系列で転職するに至りました。

  • コロナ下のリモートワークによる勤務。

  • コロナ後、週1のリモートワークでもプライベートの時間が増えると幸福度が急増することを実感。

  • 会社の評価基準に疑問を持つ。

  • コロナ後、外資IT業界(特にアメリカ)で景気後退懸念が高まる。勤務先で営業部門以外の給与はアップされないことが発表される。

  • ブラジルサンバカーニバルの山車上で踊るダンサーとしての機会を得る。
    10日の有給を申請するが、残念ながらNG。
    この会社で2週間の休みをとることは難しいことを理解する。現在の仕事を続けることは、ブラジルのカーニバルへ出る機会はないことを理解。

  • 自分の人生への満足度は、この会社で働き続けることより、ブラジルのカーニバルへ出ることの方が高まると判断する。

  • ブラジルへの航空券手配をする。*万が一転職先が決まらなくても日程を変更出来るチケットを購入

  • LinkedIn中心に転職活動を始める。

  • 数社受けて、入りたかった業界で同じ職種の内定を頂く。

    • 新しい会社は、日本での知名度は低く、日本でのビジネスの継続性に関してリスクあり。休暇、給与条件等を比較してリスクを取っても良いレベルだったため入社を決める。

  • 有給消化で、ブラジルのサンバカーニバルに出て踊る。

  • 新しい会社で働き始める。

💃🇧🇷ブラジルカーニバルについて:

日本からブラジルへは片道30時間かかる。
往復で約4日が費やされる。

カーニバルの通常開催は2月。カーニバルは熾烈なコンペティションである。(リーグがあり、ランキング、億単位の優勝賞金が出る。)
この時は、練習やリハーサル、衣装合わせがあるため土日を合わせた合計2週間の滞在を検討していた。

🤪私のケースは特異なケースであるか?

結論としては、特異なケースではなく一定数いて、この層は今後増えると思われます。

以前は自己のアイデンティティが物理的に帰属するものに集中して置かれていた傾向があります。
仕事・所属会社、出身(土地・学校)、家族・パートナー、趣味など。

アイデンティティの構成要素:物理的な帰属

しかし、現在私だけでなく多くの20代〜30代は、自己のアイデンティティを物理的、オンラインに関わらず、少ない割合で多くの分野に配分しているように思います。
オンラインでのゆるい繋がりもアイデンティティを構成しています。
相対的に、物理的な帰属への重要性の割合が少なくなっています。

物理、オンラインを含む複数要素によって構成

例えば、
私の場合だと所属会社・仕事、家族・パートナー、趣味、SNS(インスタ等)が構成要素となっていて、1例と比較するとプライベートの比重が相対的に高くなっています。

興味深い点として、
インスタなどSNSは興味のあること、同じ興味を持つ友人・仲の良い友達などの近況がメインに上がってくるので、SNSを使えば使うほどよりプライベートに重きを置く傾向に拍車がかかります。
会社の同僚とは、よほど親しくないとインスタを交換しないので投稿やストーリーに上がってこない状況です。

✏️まとめ:

今までの傾向:

恐らく、今まで転職は比較的流動性が低い中で、金銭的な条件、仕事の内容、新しい会社でやっていけるかというリスクだけでなく、根本的に自分自身のアイデンティティを大きく脅かす可能性があったためハードルが高かったのではないかと思われます。

今後の傾向:

流動性が高くなる状況で、
アイデンティティに会社へ帰属意識の割合が少なくなっている人が増えるということは、 ワークライフバランスという概念が、単に仕事とプライベートの調和だけでなく、
総合的な視点から自分の人生の満足度を最大化するためのバランスを見つける方向に向かって転職を模索し、実行する動きが今後ますます増えるのではないかと思います。

また現実問題、プライベートを充実させるには、時間とお金が必要です。
その結果、企業の知名度などよりも、給与(Stock Optionを含む)と休暇の条件を重視して転職を検討し、判断する人が増えると考えられます。

複数の構成要素を回しながら円(自分の人生の満足度)を大きくするイメージ。

以上、ブラジルのサンバカーニバルで踊りたいため転職したケースから見る今後の転職トレンドの考察となります。

#転職体験記

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