ピッタ体質の人が扱いづらいなあと感じる時は
ピッタがメインドーシャの人がカッとなってイライラすると周囲の人はその怒りの炎を恐れ、その人から逃げ出したくなります。
ヴァータやカッファがメインドーシャの人に比べると、ピッタの人の火の勢いは凄まじいものです。
メインドーシャがピッタの人がドーシャバランスが取れている時は頭脳明晰で仕事の処理能力に長け、理路整然と人に物を言いスマートに見えます。
しかしピッタが増悪している時に、自分が思い進めていたことが滞ったりすると火のように怒り 怒りの炎はなかなか治まりません。
ピッタの性質の例をひとつ挙げるとすると、物事を変化させたり、情報を処理する性質があります。
ピッタさんが怒っている時に自分も同じように口論に参戦したら、ますます加熱させてしまいます。
そんな時少し冷静になり、冷たい飲み物と甘味を与えたり、冷たい空気を体内に取り込ませます。
ピッタをバランスさせ落ち着かせるには例えば甘味や苦み、少し冷たいもの、絹のように滑らかな肌触りのシーツのようなものの上に寝かせます。
できたら寝かせ心身を落ちつかせ、冷たいタオルなどで頭を冷やします。
そして、怒りの火が鎮静化したら冷静に話しましょう。
ピッタの人は火が落ち着けば、それほど長い期間一つのことを恨みがましく根に持ったりしません。
ピッタの人を怒らせないようにするコツは取り組んでいることの中断をしたり、邪魔をしないことです。
取り組んでいる事が終了したタイミングを見計らってチルアウトさせながら、あなたといるとリラックスしたという経験を記憶させるといいですよ。
ここで注意すべきはヴァータがメインドーシャの人は物事の始めに強い風が吹くかのような勢いがあるため、ピッタの人が怒ってる時にヴァータの人が勢いで対戦してしまうと激しい喧嘩になりやすいので、ご注意を!
火が燃えている時に勢いよく風が吹くと火が燃え広がっていくことと同じでピッタとヴァータの増悪は人間関係にも影響を及ぼします。
ヴァータがメインドーシャの人はグループやチームのリーダーになりやすい性質です。
何も始まっていない空間に風を入れるという性質があり、その勢いからリーダーとして頼られやすいのです。
そしてヴァータさんは創造的で何かを創りだす豊かさがありますが、長続きさせることが不得手ですから、自分から始めたことを投げ出したり、何か他の事を発見するとそっちが気になり、今やっていることが途中からなかなか進まなくなったりすることがあります。
同じチームやグループでヴァータがそのようになってしまうと一緒に頑張ってきたピッタは取り組んでいることを滞りなく処理したいのに、ヴァータが途中で何もやらなくなってしまってイライラし怒りの炎でメラメラします。
こんな時そのチームやグループの中にバランスがとれているカッファがいるとヴァータとピッタの間に入りなだめることができます。
カッファは水、冷たさ、密集という性質があり乾きがちなヴァータと熱くなりがちなピッタを鎮静化させ、その空間に密集した重さで火の速度を抑える能力があります。
チームやグループを作る時、ヴァータ、ピッタ、カッファの人たちがバランスよく集まると上手く助け合えるでしょう。
このようにアーユルヴェーダのヴァータ、ピッタ、カッファの性質を学び自然を観察することで体の健康だけでなく、良い人間関係を保つことや自分のの仕事や特技などにも役立てることができるんですよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?