青いクリスマスツリーと推測と

先日、車を運転している時に、
道沿いに大きなクリスマスツリーが飾られていた。そのクリスマスツリーには、オーナメントがびっしり飾られてあり、全て青が基調のものに統一されていた。
そのツリーは、私にとっては美しく見えたので、
助手席に座っていたパートナーの統治と
共有したいと思って、
『あのクリスマスツリー、青くてきれいだね。』
と言ったら、

『えっえっ、何?』と統治から返事が帰ってきた。

私は、統治が私の話になんか興味がなくて、だから聞いていなかったんだ、と思い
『指さしてまで、あのツリーがきれいだね、と、隣で割と大きな声で言ったのに聞いてないなんて、どうせ私のことなんか興味ないんでしょ!』と喧嘩を売った。

統治は、
『ああ、あのツリーのこと。青くてきれい、と聞いて、僕は"木の枝まで青いツリーがあるのかな"、と想像して、ツリーを探していたよ。
だから、康子が言っているツリーが"あのツリー"のことだとは思わなかった。それに、興味がないから聞いていない、ではなくて、興味があるから何度でも聞き返すんだよ。興味がなかったらそもそも聞き返さないでしょ。』と言った。

推測は、自分の思考に過ぎない。
相手のことなんか観ていないし、
自分の考えたことで自分を埋め尽くしていて、
自分が感じたことだってあるはずなのに、
感じようとしていない。
しかも、相手に確かめもせず推測している時点で、不安からの行動だ。
(私が不安になると『どうせ私のことなんか誰も関心がない』『私なんて生きている価値がない』と相手が思っている、という思考ベースで物事を捉えがち。)

私は、私の不安からくる推測に基づいてのみ話をしていて、統治のことを感じてもいないし考えてもいないんだー!!と言うことを知って、
ぐわーっ!!とショックを受けたのと、
ああー!!そうだったのか!!と清々しかった。

同時に、私の突然の攻撃が止まない日常の中で、それでも共にある、パートナー統治の辛抱強さに深く感謝をした。

私は、自分の頭の中で勝手に推測した相手を作り出し、その相手に喧嘩を売っていたんだー!!
あー、それは、私って関わりにくい人間だな!
そりゃ、相手に怖い思いをさせるよね。

この『自分が推測したものに対して、相手の感じ考えていることを確かめず、自分の感じ考えていることも表明せず、真実を知らずに推測のまま生きていたんだ』という真実を知ったことは、自分の無駄にしてきた40年近くを思うと悲しくなったけど、同時に清々しかった。

(どうしてこの思考に至ったんだろう?
本当のことをいう大人が、私の幼少期に少なかったのかな。これはまたゆっくりと思い出すことにする。)

自分のことも丁寧に表明し、
相手のことも丁寧に聴こう。
わからないことは『〇〇が分からない』『私は△△と想像したけど、あなたはどう?』
と伝えよう。

きっと、そのやり取りを経た先に
『協力して何かをする』ことがあるのだ。

11/26(日) #イキハジ開闢  を経て、
気づいたこと。

私にとっては、
人生が変わる程の、かなり大きな気付きだったな。

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