【心の病に打ち勝てたのはバーテンダーだったから】
初めまして。
フレアバーテンダーの鈴木明広:ニックネーム「エレキ」と申します。
職業はフレアバーテンダーという
ボトルやビンを投げながらカクテルを作る
というジャンルのバーテンダーをしてます。
今回noteを始めたのは
自分の病気のことを告白することで
自分も病気だと言ってもいいんだ
少しでも同じ病の方の気が楽になる
今心が病みそうな人に、少しでも幸せになって欲しい
誰かの勇気になること
そんなことを思い、
書かせていただきました。
自分の本当のことを初めておおっ広げに話すので緊張しますが
暇つぶしにでも見ていってください!
■バーテンダーに出会うまで
病気の経緯を話すと心が暗くなりそうなので簡潔に!
一時期から電車が乗れず、外に出るのも億劫になり
一週間以上寝たきりになる。
幻聴、幻覚がひどく、入院、
治療を受け退院し通院しながら日々を過ごしました。
大学も辞めてしまい、フリーターとして居酒屋等を転々とする日々
明るく接する事も出来たのでなんとかやっていけると思っていましたが
心の疲れはひどく、
もう無理だと思うとすぐに辞めて他のバイト先へ、、
みたいなことを2年ほど続けていました。
バーテンダーの道に入る最後のお店で
フレアバーテンディング
というものに出会いました。
生で見てもよくわからない。
ビン回ってんなーって感じでした
そのころはずっと病気を引きずりながら生きていたので
父親にもよく心配されていたのですが
フレアバーテンディングの話をすると偉く感動してくれ、
(その時期は本当に自分から話すことも余りなかったので)
人生で初めてバーに連れていってもらいました。
そこで出会ったフレアバーテンダーに僕は心動かされました。
今でも日本のトップを飾るそのフレアバーテンダーの方は
僕が少し”興味がある”といっただけで本当に嬉しそうに
このフレアバーテンディングは最高なんだよ!!
とプレゼンしてくれました。
自分みたいな人間にも光をくれる、なんて素晴らしい職業なんだろう。
そう思い、病を抱えながらも
人と接する
決心をした瞬間でした。
■人との繋がりができる
環境は一変しました
人と話すことが辛いのにも関わらず
この職業を選び
人前でパフォーマンスすることのストレスで
結構症状がひどくなったりしました。
まぁそりゃそうですよね笑
そんな時にふと先輩に病気の話を打ち明けたら
笑って受け止めてくれました。
僕の中で1つ、”あ、自分はこれでもいいんだ”と思えた瞬間でした。
勤務先の先輩たちも僕の闇を笑い話に変えてくれました。
僕にとっては辛いけれど
きっと受け取り方では全く別の幸せが見えるのかもしれない。
フレアを通じて人との繋がりが増えていくたびに
自分を誰よりも病の方向に戻そうとしていたのは自分自身だった
と改めて気づきました。
■涙で全てが浄化した
その頃にはもう僕の中で自分自身の病気は余り怖くは無くなってきていました。
幸せになってもいい
自分自身は一番の味方
支えてくれる人たちがいる
その気付きが自分自身、前に進もうと、ポジティブになろうと
決心させてくれました。
まだその時期は薬はたまーに飲んでいました。
2018年自分の中で一番大事にしていた大会にて
優勝を飾ることができました。
本当に嬉しかったです。
大会前のナーバスなメンタルの状態をスタッフの皆さんは黙って受け止めてくれました。(ごめんなさい。)
優勝後、勤務している店に戻って本当にたらふくお酒をご馳走になりました。
もう記憶が朦朧になりかけている中、延々と流した涙で
自分の中にいた何かも一緒に流れ落ちていくのを感じました。
僕の中で何か病気から解放された、そんな瞬間でした。
■克服に必要なこと
月並みな言葉で締めるのは嫌いです。
だけど考えれば考えるほど自分の中でありきたりなことしか出てきません。
・新しい刺激
・出会い
・繋がり
・感動
薬はもちろんですが、
心の癒しになるものはもしかしたら
そこら中に歩いていたら転がっているのかもしれません。
今の時期、家にいてストレスが重なる時代です
だからこそ自分を自分で傷つけないで、暖かく包んであげてくださいね!
幸せの連鎖を!!
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最後に、
僕にフレアを始めさせてくれたヨイチさん
刺激をくれたバーテンダーミツさん
そして何より
こんな僕をずっと支えてくれた
ゴリちょさん含めカラソルの従業員、
そしてお客様。
僕と関わった全ての人々へ
ありがとうございます。
少しでもこのお話が誰かの勇気になれば幸いです。
フレアバーテンダー鈴木明広:エレキ
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