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頭が良い、センスある人の見ている世界

フレアバーテンディングをしていて感じることは
同じ時間を費やしていてもうまくなる人と下手な人の差がものすごく開くこと
です。

昔はとりあえず投げろという、まぁボトルを投げる恐怖の概念から超越するためにはある意味正解な練習方法でしたが、それで一体なんの成長になるのだろう?
と疑問に思いました。
とりあえず練習しろというよりは
練習時間をスマートに使うことでさらに上手くなれるルートがあることを発見しました。

優勝した先に"とりあえず投げまくって勝ちました"以外の言葉が出てこなければ
それは"自分の努力を俯瞰して誰かに伝えることができていない"ことになります。

逆に言えば新人の方が長年練習してもプロ選手と肩を並べられないのには
"自分がなんの努力をしていてその結果何を得れるか理解していない"ところが問題になってきます。

賢くうまくなった人は何が違うのか。
簡単です。
”見えている世界が違う”んです。

最近のフレアバーテンディングの大会では
ルールが徐々に変わってきています。
難易度重視から
表現力重視へ

ここで質問です
表現力ってなんでしょう?
CHOREOGRAPHY というカテゴリは一体なんなんでしょうか?
ダンスのムーブを取り入れよう!
と一般的にはなりますが

ダンスのムーブを取り入れない場所は表現できてないことの裏返しになってしまいます。

ここでうまくなる人はしっかりと考えます。
どうやったらここの得点が伸びるのか、CHOREOGRAPHYとは、、、etcetc
大会の1項目をとってみても
みている世界が確実に違うことがわかります。

動画も然りです
面白い技を一個見つけてパクればただのパクリですが
人の技の概念を勉強すれば自分のものになります。
パクリとはその人を木だと表現するのであれば果実。
ここだけをもぎ取っていく人間は断罪される。聖書でも言われていることですね。

人の技の概念とは、 "なぜこの人がこの技を決めることができるようになったのか"
まで発見することです。
極論言えばライフスタイルまで勉強してしまう感覚ですね。
この時点でもわかるように確実な見えている世界の差はかなり大きいです。

しかしながら、結局フレアはやめたらなんの役にも立たないorお金を稼げない等
未来の見えない話をされる方も多いのですが全くそんなことはございません

極論言えばフレアでお金稼げなくたって全然いいんです
良い目を持てればどの業界でも成功できる可能性を持てるからです。

日常にまでフレアを落とし込んでみましょう。
ルカヴァレンティンRoadHouseで幾度となく優勝している世界最高峰のフレアバーテンダーはスーパーでおばちゃんが片手で大量のビニール袋を持っている姿から着想を得てフレアに昇華させるというとんでも変態です。笑

けれどこのとき彼がビジネスマンだったとしたら、、、、??
何か新しいビジネスを思いついていたのでは??

このように目が良くなるということで広がる世界観はとてつもなく広いです。
忘れてしまってはいるけれど、小さい頃の自分はきっと毎日世界がキラキラしていて新鮮だったんだと感じます。
だからこそ1日が充実していた。
今こそ、日常に生活から"見ること"を持ち続け、
素晴らしい世界を味わいましょう。

きっと少しカッコ良くなれますよ。

鈴木明広:フレアスクール講師

いただいたサポートは全てフレアバーテンディング業界の発展に使わせていただきます。