渡海奈穂

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渡海奈穂

小説家。仕事の告知|https://www.eleki.com 趣味ブログ|https://www.eleki.com/blog

最近の記事

入院した時にあってよかったもの

(2022/05/10若干アップデート) 友達が人生初の入院、とTwitterで呟いているのを見て(お大事に…!)ふと「入院する時に何があったら便利だったっけ」ということについて考えた。 私は人生四度の手術と八度の入院をしている。 両親も病がちだったので(父は十年前に病死、母は今年また手術予定)、全然嬉しくないけどそこそこ入院に詳しい…。 といっても時代や病院の設備や病状によって状況が全然違うので、「個人差があります」と最初に書いておきます。 あと毎回何かしらの疾病で入院し

    • ルームシェアをしていても「なんで?」と不思議がられないしあわせな世界

      それは私たちがオタクだから。 一般的な社会生活をとんと送ったことがないのでただの想像なんだけど、多分会社勤めをしている未婚の女性が「ルームシェアをしている」と言ったら、「なんで?」と訊かれる気がする。 学生時代だったら、「家賃節約かな?」とか「にぎやかなのが好きなのかな?」とか「テレビでやってるようなシェアハウスに憧れていたのかな?」みたいな感じで、「なんで?」と訊かれたとしても、そこに否定的なニュアンスはさほど入らないのではないだろうか。 でも少し前に、ルームシェアをし

      • WordPressとnoteの違うとこ

        WordPressも長いこと利用していて、今もブログは一応noteに移転したんですが、おしらせ用のサイトはWordPressのままです。 WordPressはできることがたくさんあって、元々サイトを弄るのが好きだから、あれこれと機能を試してみたり、本体やプラグインをバージョンアップしたり、ちょこちょこ手を入れるのが楽しいです。 なのでサイトの方はたぶんこれからもずっとWordPressのまま、気が向いたらカスタマイズしていく感じでやっていくと思う。 で、noteを使うよ

        • 災害の時、被災していない人間がエンタメに没頭していいのか

          東日本大震災の時、数人のクリエイターが 「こんな時に、娯楽作品を書いていていいのか悩んで、筆が止まってしまう」 ということをTwitterで呟いていて、衝撃を受けた。 「どこかで辛い目に遭っている人がいるのに、自分だけ楽しんでいていいのか」 いいんじゃない、としか思えなかった。 別にいいんじゃない。安全なところにいる人が、好きなこと、楽しいことを味わってはいけない理由が、よくわからないよ。 「あなたが辛そうだから、私は楽しみを我慢していますよ」と言われたら、私なら

        入院した時にあってよかったもの

          最高に居心地のよかったアパートで、精神と肉体が少しずつやられていった頃の話

          初めて自力で部屋を借りたのは、小説家としてデビューして数年経った頃。 デザインの専門学校を卒業後、なぜか小説家になって、そこそこ定期的に単行本も出してもらって、数年で「まあ、一人でもやって行けるだろう」と割と無計画に実家を出て上京した。 実家は埼玉で、一時間もあれば都内に出られるし、そもそも仕事の打ち合わせは電話がメインで、原稿は宅配とメールでやり取りできるし、いちいち編集者と会う用事もない。 でも家を出たくなったのは、小説家という仕事に対して父親の理解がさっぱりなかった

          最高に居心地のよかったアパートで、精神と肉体が少しずつやられていった頃の話

          コミティアと文学フリマに行って、自分が参加するなら気をつけようと思ったこと

          普段はコミケやコミックシティで二次創作、J*GARDENで創作BLのジャンルにサークル参加していて、一般で即売会に参加するのが数年ぶり。 コミティア・文学フリマ共にサークル参加していた経験はあるけど、一般も含め会場に足を運ぶのは十五年以上ない、という状況です。 ひさびさに創作でもサークル参加したくなったので、今のコミティアと文フリはどんな感じかな? と思い時を超えて一般参加してきました。 道中の感想はこんな感じ。↓ で、参加している間と、帰ってきてから考えたことまとめ

          コミティアと文学フリマに行って、自分が参加するなら気をつけようと思ったこと