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Arduino UNO R4 Minimaの使い方

はじめに

ロボカップの講習で使っているArduino UNO基板ですが、マップを記録するレスキューメイズではRAMが不足します。
Arduino UNO R4 Minimaは256 kB Flash, 32 kB RAMと言うことで飛びつきました。
残念ながら、Pixy2のライブラリにエラーが出て使えない様です。
KRS-3301(シリアルサーボ)はハードウエアシリアル版はコンパイル完了しますが、ソフトウエアシリアル版は ”ボートArduino UNO R4 Minimaに対するコンパイル時にエラーが発生しました。” となります。(KRS-3301を接続しての動作は未確認です → 動作しないことが確認できましたArduino UNO R4の互換性について|あるちざんラボ (note.com))
6軸センサMPU6050 ( Adafruit_MPU6050.h ) 、カラーセンサTCS34725 ( Adafruit_TCS34725.h )は動作確認済みです。

次の使い方は ”Arduino UNO R4 Minima” が手元に無くても行えます。
使用予定のセンサが ”Arduino UNO R4 Minima” で使えない場合はコンパイルエラーがでます。
購入後に、”予定していた使い方ができない!” と言うことが無いように事前確認をお勧めします。

使い方

Arduino UNO R4 Minimaのボード情報を追加する必要があります。

①ボードマネージャを開きます。
”ボードマネージャ”を左クリック

"Arduino UNO R4 Boards"を探してインストールを左クリック

インストール中

ARM関連のボードを追加した履歴のあるパソコンではインストールが終わり、”閉じる”を左クリックして終了です。

インストール中にソフト、以下の様なデバイスソフトウェアのインストールを確認される場合は、インストールしてください。


②エディターでプログラムを開いたら、ツール → ボード → Arduino UNO R4 Boards → Arduino UNO R4 Minima  を左クリックにて選択

ツール → シリアルポート → ”Arduino UNO R4 MinimaのCOMナンバー” を左クリックにて選択

以上で、”検証”・”マイコンボードに書き込む”ができる状態になります。
使用予定のセンサのプログラムを”検証”してエラーが出ないことを確認して下さい。

Arduino UNO R4 基板

ArduinoBootloader書込済ATmega328P 440円、R7FA4M1AB3CFM#AA0 850円とマイコンチップは高いのですが、R7FA4M1にはUSBインターフェースがあるので、CH340E USBシリアル変換モジュール Type-C 550円 が USB type-CコネクタDIP化キット 180円 に置き換わるので 990円 vs 1030円 と以外に僅差です。
※この記事(自作 Arduino UNO R4 が COMポートとして認識しない問題|あるちざんラボ (note.com))で水晶非実装にてBootloader書込み・プログラミングができることが確認できましたのでコスト比較としては水晶30円分R3に必要となります。
1020円vs1030円と更に僅差です。

Arduino UNO R4 基板 回路図

Pixy2は以下の中継基板で繋げる前提にて "ICSP" コネクタは省略しました。
レーザー加工機を用いたプリント基板の製作例(Pixy2を2個以上使用する方法)詳細版  回路図・DXFファイル・テストプログラムソース付き|あるちざんラボ (note.com)

Arduino UNO R4 基板 パターン図

R7FAM1はATmega328Pの様にD1~D13のピンが順番に並んでいないので、順番はある程度無視しました。(片面基板で順番に並べるとジャンパー線が増えて実装が大変なので実装工数低減を優先)

※基板をJLCPCBなどに外注される方は外注を前提にした自作記事があります。(2023/12/31追記)
https://note.com/electric_mecha60/n/nc51aece649c4
https://note.com/electric_mecha60/n/n089e3746eb03

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