「インフォメーション」と「コミュニケーション」の違い@34日目

最近、「コピーライター」という職業に興味がでてきたので、関連する本を手当たり次第に読んでいる。僕はCMのコピーや町中や駅で見かける広告コピーが好きで、見かけるとついついその会社のことを調べたり、他にはどんなコピーがあるんだろうと検索してみたりする。転職して、WEB広告を扱う会社で仕事をしているので、広告コピーというものをさらに身近に感じられるようになり、最近職業としての「コピーライター」が非常に気になる。

そんな中、なにげなく手に取った本の中で、特に印象に残った内容があったのでそれについて今日は書いてみようと思う。

「コミュニケーションとインフォメーションの違いをしっかりと理解すること。」このフレーズが特に印象に残っている。本によると、
インフォメーション→情報を相手に性格に伝えることを目的にしている。
コミュニケーション→伝えたうえで、相手の心を動かすことを目的にしている。
とのことだ。

こうやって文章で読むと「確かにそうだよな。」と理解できるのだけど、僕の仕事における両者の使い分けって、全然できていないなと感じる。僕は広告営業をしているので、社内・社外問わず、毎日だれかしらと接点を持ち、たくさんの会話に囲まれている。ただ、その中で意識して「インフォメーション」と「コミュニケーション」を使い分けたことがない。「コミュニケーション」の中にインフォメーションが含まれているイメージをなんとなくもっていた。

これは、新人の教育の場面やクライアントへの提案の場面に当てはまる。新人を教育するうえで、物事の背景や仕事の流れを正確にわかりやすく伝えていたつもりでいたけど、それは新人からするとただの「インフォメーション」で、心が動いて行動を改善するための会話ではなかった。新人がどうなりたいか、どんなことで困っているのか。やり方がわからないのか、やる気が起きない心の問題なのか。どういうことに心の琴線が触れるのかわからない状態で、一方的に伝えようとしても、そりゃ伝わらないよな。クライアントの提案の場面でも、そりゃお金をかけて広告をしたほうが、集客は捗るに決まっている。それがわかっているけど何かできない理由が他にある。その何かを聞き出し、それを解決するためのサポートをするのが「コミュニケーション」であり、営業の仕事なんだ。そんなことをこの本を読んで感じた。

「コピーライター」という職業そのものへの興味で、勉強をするようになったけど、「コピーライター」の勉強をすることで、今の自分の生活に活かせるような知識がたくさん吸収できる。そんなことを改めて認識できた時間でした。



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