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物語と音楽は人生のパートナー! わたしの推しサウンドトラックはコレっ!

こんにちは!いけかよです。
新しい季節、みなさんはいかがお過ごしですか?
キラキラの日々に胸踊らせている人も、変化の多い環境にちょっとナーバスな人も、通常運転な人も、さまざまおられることでしょう。

そんな日常にちょっとした彩りを添えてくれるもののひとつは、映画や音楽などのエンタメですよね。そして、そんな映画と音楽が融合した、ある意味「発明」とも言えるのが「サウンドトラック」だと思うのです。
映画だけでなく、ドラマやアニメ、ゲームに至るまで、わたしたちを物語の世界にいっきに引き込んでくれるサウンドトラック。今回は、そんなちょっとニッチなジャンルから、エラマライターズそれぞれのイチオシをピックアップしていただきました!

ひらみんの推しは「A Whole New World」(映画「アラジン《原題:Aladdin》」から)by Peabo Bryson & Regina Belle

言わずと知れた、ディズニー映画『アラジン』の曲です。
と言っても、私の推しは、最近の実写版ではなく、1993年に公開されたアニメーション映画の曲です。ピーボ・ブライソンとレジーナ・ベルのバージョンです。

アカデミー賞とグラミー賞の両方を獲り、映画音楽として最高峰の評価を得た名曲だと思います。「美女と野獣」、「リトルマーメイド」などの音楽も担当した、ディズニー映画音楽の巨匠アラン・メンケンが製作しています。

実は映画を見ていないので、映画から入ったのではなくて、最初はCDで聴きました。映画を見ていなくても、映画の世界観が伝わり、メロディ、歌声、歌詞、演奏、すべてにおいて完成度の高い曲だと思います。ピーボとレジーナの伸びやかな歌声は、もう聞いていてほれぼれしちゃう。2人の声と2人が紡ぐ完璧なハーモニーは耳と脳への贅沢なご褒美でしかないです。
間奏にエレキギターっぽい音が挟み込まれているのも、おもしろいポイントです。

もちろん歌詞もいいんです。
I can show you the world(この世界を僕が見せてあげよう)ってピーボの素敵な声でいきなり始まるんです。どんな世界なのか、いきなりわくわくします。
そして、その「世界」というのは、a whole new world(まったく新しい世界)で、a new fantastic point of view(見たことのない素晴らしい景色)です。
Unbelievable sights(信じられないような眺め)でIndescribable feelings(言葉にできない気持ち)になるような場所です。
どんなに素敵なところなんでしょうか。私にとってこの曲は、a whole new worldに連れて行ってくれる曲で、元気を出したい時に聞く、スイッチのような曲です。

映画を見なくてもサントラを楽しむことはできますよ!


橘茉里の推しは「ザナルカンドにて」(ゲーム「ファイナルファンタジーX」から)by 植松伸夫

切なさ、悲しさ、尊さ、感動。色んな感情が揺さぶられて、涙なしにはプレイできない、名作中の名作「ファイナルファンタジーⅩ」。本作は、2001年にPlay Station2専用ソフトとして販売されたゲームで、今でも絶大な人気を誇る作品です。
私は大学生の頃に、ゲーム好きの弟から譲ってもらったのですが、登場人物たちのつらく哀しく、けれど美しく強い生き様に、夜な夜な涙しながらプレイしたものです。

今回ご紹介する「ザナルカンドにて」は、ゲームのオープニングで流れる楽曲です。ピアノの旋律が切なく心に響きます。
オープニング曲がなぜこんなにも寂しげな曲調なのか。ゲームを進めていき、オープニング場面の意味が明らかになると、曲調の理由にも深く納得することでしょう。ですが、ゲームの内容を知らなくても、この曲は人の心を打つ力を持っていると感じます。

さて、「ファイナルファンタジーⅩ」(略称 FF10)は今春、新作歌舞伎として上演されています。歌舞伎化することを知った際は、正直なところ「歌舞伎でFF10の世界を表現できるのかな」と懐疑的だったのですが、YouTubeで、ヒロイン・ユウナを演じる中村米吉の「異界送り」の舞を観て「ユウナだ!」と感激。早速チケットを取って、歌舞伎を観に行ってしまいました。歌舞伎鑑賞中は、胸が高鳴りっぱなしでしたよ(笑)
(中村米吉さんの「異界送り」はこちら)

なお、歌舞伎では、FF10の楽曲が和楽器を使った歌舞伎バージョンにアレンジされていて、とても素敵です。和文化エバンジェリストを称する私にとって、FF10の楽曲と和楽器という大好きなもの同士の掛け合わせは「よくぞやってくれた!」と拍手喝采ものです。

ストーリー、楽曲、そして新作歌舞伎、どのコンテンツも素晴らしいFF10の世界。ぜひご堪能ください。


どさんこ大学生RUNAの推しは「お母さんの手紙」(ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」から)by 得田真裕

突然ですが、私が大好きな脚本家は「坂元裕二」さんです!ドラマや映画では、脚本家に坂元さんの名前があると必ず見ています。
そんな坂元さんの作品のサントラはいつも本当にステキで、坂東祐大さん、for capture planさん、平野義久さんなど…さまざまな方が毎回作品を彩っています。

その中でも、今回ご紹介したいのが2016年に放送されたドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の「お母さんの手紙」です。この曲は、第1話で主人公がお母さんの手紙を読む場面で流れてきます。

このサントラを聞くと、私はすぐにその場面を思い浮かべ、お母さんの声で登場した満島ひかりさんが読む手紙の内容を何回も読み返している気持ちになります。
坂本さんのドラマには記憶に残るセリフが数多くありますが、サントラと組み合わさると更に心に深くきざまれる言葉たちに変わるのです。

また、何かを心から伝えたい時、優しい気持ちになりたい時に聞きたくなります。
このドラマでは「手紙」、「メール」、「レシート」が人物たちの人となりが読み取れるもの、想いを届けるものとして登場していました。想いを伝える手段は身近に沢山あるものの、それを使うことは難しいことがあります。心から心へと想いを届けたい時、このサントラがみなさんの背中をおしてくれることを願っています!

いけかよの推しは「Molly」(映画「ひかりのまち《原題:Wonderland》」から)by Michael Nyman

数多くいる映画音楽の巨匠のなかでも、いけかよはマイケル・ナイマンが結構好きです。有名な作品といえばやはりその映画自体も大ヒットした「ピアノ・レッスン」かと思うのですが、いけかよがお気に入りなのは「Wonderland」という映画の「Molly」という曲。1999年のイギリス映画で、日本では「ひかりのまち」というタイトルで2000年に公開されました。

映画自体はミニシアターのみの公開で、むしろ知っている人のほうが少ないかも。しかし監督は秀作をたくさん生み出しているマイケル・ウインターボトムだし、サントラはマイケル・ナイマンだしで、地味(失礼!)な作品ながらストーリーもキャストもスタッフも素晴らしく。

本作のサントラは、曲のタイトルが登場人物の名前になっていて、ご紹介する「Molly」は主人公の妹の名前であり、本作のメインテーマ。
この映画を知らなくても、この曲はイントロを聞けば「知ってる!」と思う方は多いはず!

CMなどでめちゃめちゃ使われています。最近だと、某缶コーヒーのCMで使われていて、いけかよはめちゃめちゃ嬉しかった。
サントラ全曲とも、この映画のためのオリジナルで、ヴォーカルはなく、しっとりと心に寄り添ってくれるような曲ばかり。全曲通して聞いてほしいけど、なかでもやはりこの「Molly」は名曲。
ちょっと切ないとき、疲れたとき、心がささくれだっているとき。きっとあなたを癒やしてくれるはずなのです。

物語×音楽=最強

いかがでしたか?
サウンドトラックをピックアップするとなると、それぞれの個性や好みがより際立ちますよね!
いつも心に太陽を。いつも人生に物語を。そして日々の生活に音楽を。
それがきっと「わたし」の「幸せな時間」を充実させたものにしてくれるはずだと思うのです。

Edit by いけかよ


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