【コラボハイク】 #1 back number×秋
初めまして。俳句と戦国をこよなく愛するリモートワーカーのIshida Reiko(俳号:佐久良花)と申します。よろしくお願いします。
今やすっかりお馴染みで、リモートで働く人も珍しくなくなりましたが、私は2016年から地方に住んで、東京の企業に勤めております。
リモートワークは通勤が不要なので、その分時間に余裕ができ、家事や子育て、副業、学業などと仕事を両立しやすいという大きなメリットがありますが、その分運動不足になったり、人とリアルで触れ合う機会が少なくなったり悩みも生まれます。
フルリモートで働く中、「不足しているなぁ」と感じたのが、五感で季節を感じること。外出しないので、風の優しさや、太陽の眩しさ、月の明るさ、そして、歩く人の装いなど、季節を感じるものに触れる機会が圧倒的に減ってしまっていました。
コラボハイクが生まれた理由
そこで始めたのが、「俳句」です。リモートワークで引きこもりがちになる中、敢えて俳句を詠むために、外を散歩し、休みの日には遠出したりして、句会で披露して楽しんできました。
そして、ここ数年外出しづらい時期が続いています。俳句のタネを見つけるのもなかなか難しくなり、満足できる句が詠めなくなっていきました。
そんな中、考えたのが「コラボハイク」です。
家族や友人など大切な人から教えてもらったこと、聞いたことを元に俳句を詠んでいくというものです。自分が体験したものではないことも多く、俳句を作るためにその人とじっくりお話ししたり、手がかりとなる資料を探したりして、俳句を作っていきます。
昨年から始めたコラボハイクですが、せっかくの人との出会いや出来上がった俳句たちをちゃんと残していきたい、そしていろんな人にも楽しんでほしいという気持ちが大きくなってきたので、noteにまとめてみることにしました。
記念すべき、第一回目の一句
先日、友人が「back number」の歌が大好きで、「今の心境はこの曲がぴったり!」などと話していたので、back numberの曲を改めて聴いてみると...
イメージしたのは「心に寄り添ってくれる優しい秋」と「切ない恋心」。今回はback numberと秋をコラボさせて、俳句を作ってみました。
ぜひ、お楽しみいただけたら幸いです。
僕のものになるわけないか曼珠沙華 佐久良花
こちらはみなさまご存知の「高嶺の花子さん」から詠みました。この曲の「僕のものになるわけないか」という言葉がback numberらしさを最も表しているように私は思います。「僕のものになる」というのはすごく強い言葉でそれをあっけらかんと「わけないか」とつなげているのが本当に面白いです。
高嶺の花の女性をイメージするのはやっぱりお花がいいかな。そして、「高嶺の花子さん」は夏の歌なのですが、やはり切ない恋は秋がお似合い。秋の植物の季語を探しました。
切ない恋心と燃える恋のイメージと、あとは女性の妖艶な感じ。それを表現したくて選んだのは「曼珠沙華」です。
お気付きの方も多いと思いますが、上五の「僕のものに」は、6文字で字余りです。こちらは敢えて字余りに。片想いの句ですので、字余りで満たされない心の隙間を感じて頂きたいです。
🎵高嶺の花子さん(Amazon music)
📙曼珠沙華(きごさい歳時記)
曼珠沙華にはたくさんの別名も
曼珠沙華はたくさんの別名もある不思議な花。また根には毒もあるため、何だか近づき難い花でもあります。
【「彼岸花・曼珠沙華」の意味や読み方・別名、花言葉や不思議な特徴】
note初心者でありますが、これから色んなコラボハイクをお届け出来たらと思っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします🤗✨
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