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エコツミ作品集『歌詞を読む』シリーズ

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日本神話の価値観を軸に、様々な作品を発信するマルチアーティスト・エコツミ・。20年以上に渡って書き溜めたオリジナル歌詞を、少しずつ発表していきます。古代から今まで、連綿と受け継が…
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#詩

歌詞を読む104 「 ほほえみを手放す時 」

母の愛 永遠の涙 叶わぬ夢 胸をこがす ほほえみを手放す時 もう会わぬと 走り抜ける 泣き…

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歌詞を読む74 「 吾はもよ女にしあれば 」

「 吾はもよ女にしあれば 」 八千矛の 神や 吾が大國主 八千矛の 神や 吾が大國主 私は…

歌詞を読む69 「 鬼~すみれ~ 」

一山二山越えた先 小さな町がありました 小さな小さなその町に 可愛い娘おりました 一巻き二…

歌詞を読む41 「 朝日の中 ねむる人よ 」

重なる木漏れ日 つづく社 見上げる秋空 残るしじま もろびと来たりて 讃えまつらん この世…

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歌詞を読む40 「 物語 」

禁断の国 もぎとられた果実 声をたてずに 転がる大地 その森の中 やさしい泉 紫色の花を咲…

歌詞を読む39 「 神託 」

いつも死にゆく生命体よ 命息づくこの刹那 愛しい人が立ち塞ぐとも 巌も砕き 歌え踊れ 燃や…

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歌詞を読む38 「 森の子 」

さよなら 愛しい人よ 何もいえずに終わった ゆっくり歩き去るには 心が壊れそう ずっと一緒にいたかった だけど私は知ってる 隣にいることは 二人のためにはならない 思い出は あなたをしばりつける 私をこえて この世界を羽ばたき行きなさい 一人で 誰からもしばられない 今こそ この世界の子 さよなら 愛した人よ 弱い私を許して 私を守るため いつかあなたは傷つく しがらみが あなたをつぶすだろう 誰の子でもなくなった時 羽ばたき行きなさい 一人で 何からもとらわれな

歌詞を読む37 「 私神 」

「私神(ししん)」 そうこの身に生まれたの 知らぬまま歩きだした 手探りの記憶では 顔はわ…

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歌詞を読む36 「 完熟 」

この身体 未だ熟れない 時は過ぎるのに この両手かざしつぶやく 「熟すまで待ってよ」 この…

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歌詞を読む35 「 私の中の小さなもの 」

過ちをおかせば 戻れない 気付いたときには 遅かった 自らを傷つけ 居場所を作り 悲壮感…

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歌詞を読む34 「 罪摘花 」

「罪摘花(つみつむはな)」 恋も愛も知らない だけど嘘は知ってる キスも愛撫もお馴染み 夜…

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歌詞を読む33 「 この痛みに口付けを 」

月の上に雨が降ってる 肩も ほほも 音も ぬれてる 少し前まで 温かかった ぼくの隣の き…

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歌詞を読む32 「 うまれる前から/Before You Were Born 」

english bellow 「 うまれる前から 」 うまれる前から 山がある うまれる前から 水がある …

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歌詞を読む31 「 シュンカとシュウトウ 」

春の記憶は遥か彼方 夏の想いは遥か彼方 温もり消えた手の中に 佇むいつかの桜貝 可愛い夢よ さようなら 破れた短冊 空へ還る 変わりきれないあじさいの青 水たまりからはみでる午後 うだる暑さに身を横たえれば 一筋の風が雨をよぶでしょう 夏の記憶は遥か彼方 秋の想いは遥か彼方 凍てついてゆく足の下 別れを告げるは鈴の声 止まない雨が止むはずないから 去り行くものは秋桜の香り 秋の記憶は遥か彼方 冬の想いは遥か彼方 全てが終わったこの場所も 秋雨が止めば冬の色 秋雨が