※奈良県警が17日に押収した手紙にtwitterのアカウント名などが記されていたこと、全国紙が既に報道を始めていることからアカウントは山上徹也本人とほぼ確定だと思われます
※山上徹也氏のアカウントが凍結されてしまいました。短縮url等を除いて、改変を行わずにツイートを書き起こしていきます。ツイート自体はまとめ等で閲覧可能です
山上徹也容疑者の国内の政治系ツイートを時系列に遡る【2020.10.23~2021.02.28】
菅直人の福島原発事故対応を振り返る
上記ツイートに対して
国民投票法改正に際し緊急事態条項の立法事実を語る山上、反対派を嘲笑するツイートも
上記ツイートに対して
上記ツイートに対して
「NHK」の現状に苦言を呈する
国家への失望を吐露し始める山上徹也、発言の内容も過激になっていく
上記ツイートに対して
上記記事に対して
上記記事に対して
上記記事に対して
2021年9月12日 「THINK TANK 2022 希望前進大会」
安倍晋三氏は世界平和統一家庭連合(統一教会)総裁・韓鶴子が創設したNGO 天宙平和連合(UPF)が開催したオンラインイベント「THINK TANK 2022 希望前進大会」にビデオメッセージを送りました。
山上徹也容疑者は同月には安倍晋三氏のビデオメッセージを閲覧していたようです。
関連性があるか分かりませんが、山上徹也容疑者は9月1日から11月18日まで2ヵ月ほどツイートを行っていませんでした。
安倍政権と菅政権を比較して出てきた感想の真意は…?
上記記事に対して
時期的に安倍元首相へ殺害計画をを進めながらも、北方領土政策を擁護するのは政治信条への恨みではないことの表れか?
上記ツイート、記事に対して
現行憲法でも集団的自衛権は違憲にならないと主張する書き込み
犯行2週間前のつぶやき
ミスリードを誘うツイートが許せない様子
上記ツイートに対して
要約【2021.03.07~2022.06.29】
山上徹也容疑者は何度か保守思想を持つ政党による2大政党制に言及していたが、国民投票法改正に立憲民主党が賛成したことを歓迎している。
現在のNHKに深い失望を抱いており、公共放送を名乗る資格が無いとまで発言している。それを擁護する大臣や最高裁を激しい言葉で批判している。
政策に意見するツイートは度々存在したが、「革命」や「いっそ全て無くなるべき」等国家の現状への不満は最高潮に達しているようだ。
安倍政権と菅政権の比較にも政治への諦観がにじみ出ているように思える。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、安倍政権の北方領土政策を致命的な失敗と評する意見を、「安倍憎しの最初にありきが見え見えの愚論」と斬り捨てており、彼の安倍政権の外交政策への支持は終始一貫していた。
支持政党選びに最も重要視していたのは、対中姿勢と集団的自衛権だろう。
2020年にブログへ書き込んだコメント、犯行直前に残した手紙
感想
政治への興味は高かったようで、特に安全保障政策、集団的自衛権に関わるニュースには多くのコメントを残している。自民党支持も日米同盟強化に積極的な党であることから自明の理だろう。反面、安全保障政策さえ肯定できれば政権交代に躊躇は無いようで、保守的な政党による2大政党制の確立に期待を寄せている。個人としては石破茂氏を推していることがとても目立った。安倍晋三と統一教会の関係性を認識しながらも、政策への評価には一切の私的感情を持ち込まないように努めていたように思えた。その分、安倍氏が提供した2つのビデオメッセージが命を狙う動機付けとして働いてしまったのだろうか。
確かなのは統一教会が生んだ憎しみによって、一人の政治家の命が失われる事態に繋がったことだ。2度と同様な事件が起きないように私たちには何ができるのだろう。