駒澤夏のホクレン祭り
このコロナ禍でいつもと違うシーズンを過ごしている。レースが中止や延期になったことは当然だが、例年通りと違うのはそれだけではない。いつもなら夏合宿あとの秋に収穫祭が行われる「駒澤大学13分台祭り」が夏にやってきたことだ。
駒澤のホクレンといえば、マニアさんのこの映像のせいもあって、勝手に「駒澤は深川の10000m」というイメージしている部分があるんだけれども、今年は駒澤大学でホクレンを走った選手はすべて5000m。ここから例年通りとはちょっと違う。
砧公園をジョギングしていると、駒澤カラーのウェアを着た選手たちが走る姿をみかけていたが、この春は違った。今年はチームウェアを着ることなく、それぞれがチームウェアとは違ったものを着て走る姿。「チームとしてではなく、個人として走っている」というメッセージでもあったのかもしれない。そして、駒澤の練習といえば、一糸乱れぬ集団走が特徴でもあるが、今年は選手たちが並んで走る姿はなく、ひとりひとり距離をとって黙々とジョグをしている姿があった。聞くところによると、校内のトラックも学校自体がクローズしていたため、使えなかったのだという。
ところが蓋をあけてみれば、自己ベストと13分台が続出する。
7月8日深川5000m A 11着 田澤 廉(2年) 13:37.28PB
7月15日網走5000m D組4着 唐澤 拓海(1年) 14:02.87 PB
5000m C組 4着 花尾 恭輔(1年) 13:54.38 PB
5000m C組 6着 赤津 勇進(1年) 13:56.37 PB
5000m C組 7着 酒井 亮太(2年) 13:56.67 PB
5000m B組 3着 鈴木 芽吹(1年) 13:43.38 PB
5000m B組 10着 神戸 駿介(4年) 13:55.99 PB
7月18日 千歳5000m D組 1着 加藤 淳(4年)13:53.48 PB
5000m D組 14着 小林 歩(4) 14:14.98
出場選手9人中7人が13分台。そして8人が自己ベスト。
このまま出雲駅伝に突入していたら、どのような結果になったであろうか。
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月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…
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