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叱咤と激励

常々、箱根駅伝やマラソン大会の沿道に行くと、年配の方がランナーに向かって「ピシャッと走れ!」「こんなところ走ってちゃだめだろ!」「気合いれんか!」と鬼軍曹のような声がけをしているのが気になっていました。あれ、本人は気持ち良さげなんですが、半径5m範囲にいる観客にとっては大迷惑な話で沿道に満ち溢れた「頑張れー」というポジティブなムードが一気に消し飛び、こっちまで叱られたような気持ちになって「シュン」としてしまうのです。その「叱咤も」競馬場のような公営ギャンブル会場での野次とは違い、恫喝のようなもの。あれ、ほんとやだなあ。と常々思っていたら、Number WEBに、そのことに触れた記事がでていました。書いたのは早稲田大相楽豊監督と高校の同級生かつ、早稲田愛あふれるライターこと、和田悟志さん。とりわけ中谷選手への思い入れが強かった和田さんにとっても、中谷選手への心無い叱咤の話は辛かった。これを読んで、それまで抱えていた、決してランナーの応援にはならない叱咤へのモヤモヤ感とセットにしてツイートすると、実際に走った選手たちを中心に大きな反応がありました。

このことについて「これぞ伝統の誇り」とか反応する人もいて、どうだかなあ。そんな叱咤。走ってる選手にとって、なんにも力にならないと思うんです。これとかどう思います?

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ツイッターや「今日の一枚」では掲載するタイミングをうしなった写真やテキスト、これからやってみたいことなどを、ここでこっそりとはじめています。ちょっとびびって月10回と書いてますが、一日10回更新する日もたまにあると思います(笑)情報誌のようなことを期待している方はやめておいたほうがよいかも。ツイッターやオープンなネットとは違ってクローズドかつバズらない場を作ろうと思います。

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月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…

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