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中止にまつわるさまざまなことと、新しい本。

昨日は世間ではさほど話題にはならないけど、陸上・マラソン・駅伝業界にとっては大きなニュースが立て続けに流れた。整理しないと理解がおいつかない。

都道府県駅伝が男女ともに中止というニュースが日本陸連からのプレスリリースが流れたのが昨日の16時過ぎ。テレビなどでは大きく報じられることはないのだが、陸上ファンの間で一気にニュースが知れ渡っていった。

最近、知ったのだけれども、ツイッターには「引用リツイート」を表示できる機能ができていて、ここをクリックすると、このことをきっかけとした皆さんの意見や感想が並んでいる。

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サッカーや野球といったスポーツが観客を増やす流れとなっている中で、このニュースは陸上が逆行した流れととらえられている一面もあるようだ。スポーツとひとくくりにしてしまうと、これは問題を見誤る。ポイントは観客と選手のコントロールだ。

そして同じ日にこのニュースが静かめに発表された。

箱根の予選会も、あくまで延期といい続けてきた関東インカレもやると。箱根予選会は立川駐屯地を使った無観客クローズド周回コース。インカレは期間を3つにわけ、三会場を使って開催される。インカレは一度に集まる人を最小限にしぼり、回数を増やすことで、より多くの大学生に触れる機会を増やすという意図が読み取れる。つまり、主催者側でコントロールが可能な範囲で大会を検討したということ。

「今年は駅伝全滅か」と落胆することはない。こちらは引用リツート数があまりにも少ないけれども、今回の判断の経緯、そして今後の展望が語られている。

と、ここまで書いても読まない人がいると思うので、以下にポイントを貼り付けておこう。

報道陣からは、他の駅伝大会への影響についても関心が寄せられました。まず、全国都道府県対抗女子駅伝競走大会とコースが同じである「男子第71回、女子第32回全国高等学校駅伝競走大会」について、尾縣専務理事は「同じ京都だが、(都道府県対抗女子駅伝とは)チーム構成が違うので、現時点では開催の方向で準備を進めている」と回答しました。
他にも合同チームが参加する駅伝大会もあるが、それらの開催にも本連盟は賛同しないのか、という質問に対しては、「いえ。それぞれの実情があり、合同チームも出るからといって『やめておきなさい』と言う指導をするつもりは全くない。今回は本当にいろいろな要因を鑑みてこの決断(中止の方針)に至った」と語りました。

つまり、駅伝やロードレースのすべてがストップということではないということだ。

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月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…

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