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カメラをもって走りに行こう

あの新谷仁美選手に褒められたことがあります。
「わたしたち女子長距離選手の動きは100mの桐生選手の動きに比べると、どうしても見た目の迫力に欠ける。あなたはそれを補うようにいろんな工夫をして撮ってくれている。いつもありがとうございます」と。
我が意を得たり!とうれしかったのを覚えてます。

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マラソン大会に出ると、「こっち向いてくださーい」と鐘や太鼓を鳴らしている人がいます。フォトサービスのカメラなのですが、レースのあと、楽しみにして自分の写真を探すと、自分の写真の「あまりのカッコ悪さ」に落ち込み、そっとブラウザを閉じる。そんな経験から「自分だったらこう撮るのになあ」と考えはじめたことがいまに至ります。

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競技や大会を魅力的に伝えるためには、「いい写真が必要」とOTTを運営していくうちに気づきました。OTTの最中は運営のほうで手一杯で写真のことまで手がまわりません。そこでスポーツフォトエージェンシーの「アフロ」のカメラマンのみなさんに先日行われた「もう一つのインカレ」や「OTT」の記録写真撮影に参加していただいています。数多くの大会が写真を販売いたしますが、OTTではすべて無料で公開されます。それも「アフロ」のみなさんにとっても、いろんな工夫をしながらスポーツを切り取るチャレンジの場となるから。今シーズンは無観客試合が続き撮影機会が失われたのは、アマチュアだけでなく、プロカメラマンたちも同様なのだそうです。スポーツ写真を撮るには、ファインダーをのぞきながら、そのスピードに対応する目の筋トレみたいなものは欠かせないですから、レース勘ならぬ、写真勘もとぎすますことも欠かせない。

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そこで、「アフロ」の高橋さんに、今回のOTTで新しい試みを相談することにしました。高橋さんはずいぶん前に筆者に合うためにトークイベントにこられ「写真で一緒になにかできませんか?」と声をかけてくださったかた。EKIDEN NEWSやOTTの活動にも理解があるかたなのです。

新しい試みとは「走る人が走っている人を撮る」という企画です。自分が走っている姿を撮られることで、「こう撮られたい」ということがわかり、次はこう撮ってみようと工夫がうまれる。お互いが撮ったり撮られたりしながらOTTの写真がどんどん魅力的になっていく。そんなことができたらいいなと考えています。(これからアフロの高橋さんとスポーツ写真撮影の手助けとなるプログラムを考えますね)カメラは一眼レフじゃなくても、スマホやアクションカメラでもかまいません。参加資格はランナーとしてOTTセンゴにエントリーすること。これだけです。

OTTセンゴは1500mのトラック・レース。参加資格は30分以上歩きつづけたり、走り続けたりすることができる方から日本記録更新を目指す方まで幅広いランナーを受け入れる大会です。

カメラをもって走りにいこう。OTTセンゴでお待ちしております!

   このページで使った写真はすべて「アフロ」のみなさんが、
       もう一つのインカレで撮影したものです。

            エントリーはこちらから。

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