神の領域

キプチョゲの走りをはじめて間近で見たのは2018年のロンドン・マラソン。近所の公園にジョギングをしにいったら、目の前にキプチョゲが現れたのだ。たまたま走りにいった公園が選手ホテルからも近く芝生を走れるということもあって、国際エリートランナーの練習場所であったのだ。レース本番では一度だけすれ違った。すでに３０ｋｍを超えたところで、キプチョゲは独走体制に。後ろから必死で追うファラーがいた。

東京オリンピック札幌マラソンコースが周回コースになる。それを聞いて、「キプチョゲが何度も見れるぞ！」とうれしくなった。マラソン大会において、選手は一瞬で通り過ぎてしまうもの。東京マラソンのようなシティーマラソンでもうまく移動して２〜３回見ることができれば大成功。それも沿道の脇からちらりと見かけるくらいしかできない。しかし、今回のコースはさほど無理しなくとも３周回してくれるので、少なくとも３回は見ることができるのだ。