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2020年9月2日今日の一枚

コロナ禍で「どういう大会運営をするんだろう」と一番注目していたのがツール・ド・フランス。選手だけでなく、スタッフやメディアや観客が長期間にわたって大移動するロードレース。駅伝ともすごく似た性質もある大会ががどういう感染対策で行われようとしているのか?ツール・ド・フランスほど大きな大会は世界中が注目されるだけに、これから行われるスポーツイベントでもツール・ド・フランスで感染対策は大きな指標となるはず。

まさにそういう記事が出た。

記事のなかにこういう一節がある。

大会特製マスクの配布も実施されている。こちらは沿道の観衆のほか、屋外での業務を主とする大会運営関係者をメインに配られている様子。筆者も本記にて紹介することを説明し特別にいただいたが、ツールのロゴがあしらわれた布製マスクはなかなか丈夫で、洗濯をしながら繰り返し使えそうだ。

箱根駅伝の沿道では読売新聞とスポーツ報知の旗が振られるのが風物詩となっているが、今年は箱根駅伝のロゴいりマスクを配る。そんなことがあるかもしれない。それはそれで、欲しがる人はいそうだが、周辺住民への理解は得られそうだ。そしてそのマスクがミズノ製だったらなおのこといい。さらに言うならば、例年、箱根駅伝期間中、各大学のタオルマフラーが販売されるが、今年はマフラーではなく、各校のカラーマスクのほうが良さそうだ。たぶん、むちゃくちゃ売れる。

今日の一枚はセイコーゴールデングランプリでのもの。

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ソーシャルディスタンスを保つために、競技場内でもこれまでのように自由に移動して取材・撮影ができなくなった。そうなると撮影ポジションをどこにとるか?ということに頭を悩ます。グラウンドレベルの下にいるのは、少数の代表写真を撮るカメラマンに限られている。レース前にフォトブリーフィングというものがあって、運営ディレクターの先導のもと、スタジアムをぐるーっと一周。撮影可能エリアを確認していく。フィニッシュエリアでの撮影は特設のテラス上層部のみ。となった。

この日はどういう日となるのか?その読みによって、撮影ポジションは異なる。これまでのレースの流れや選手の状態を観ながらじーっくりと考えて「田中希実の日本新記録」に絞ることにした。最後に運営ディレクターがいった。「フィニッシュエリアにパイプで囲まれた場所があります。パイプが撮影の邪魔になるので立ち入り禁止としてますが、座ったままの撮影でパイプが画面に入ってもかまわないという人は入ってもいいですよ」

そこから撮ったもの。確かにパイプは邪魔なんだけど、なんとかなるもんでしょう?

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日本記録の一枚。


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