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元通りには戻らず、新しいものができる。

と、いうタイトルのようなことを、この1ヶ月ほどぼんやり考えている。ホクレンディスタンスチャレンジも開催することになり、プロ野球も開幕する。じょじょにスポーツが再開に向けて動き出したとはいえ、観客をいれて、これまでと同じように観戦したりすることは、しばらく先はできないだろう。もし、自分が主催者だったとしたら?と考えたら万単位の人が集まるような興行をうち、そこからクラスターが大量発生するリスクなんて、そうとれるものじゃない。だから、ここから少なくとも1年近くはコンパクトかつクローズドなイベントが行われていくはずだ。

日本選手権やインカレも予定されてはいるが、観客をいれた場合は席を空けての着席となるはずだ。大きな声で声援を送ることも推奨はされないだろうし、観客席を満員にすることを目標にすることもできないから、入場料収入もあまりあてにならない。これまで荷物検査だけで済んでいた、入場チェックも体温検査や名前と住所記入なども求められていくだろうから、入場時はとても混雑するだろう。人員を新たに配置することで、入場収入は減る上に、運営コストは跳ね上がる。だとしたら、観客をいれない。という判断をすることも多いにありえるだろう。

駅伝はどうだろう?予選会などを観客をいれずにクローズドな状態で行えば(たとえば、昭和記念公園周回コースのみとし、客入れ無しとか)できなくはない。予選会は日本テレビで完全生中継で放送されるコンテンツだから、例年よりも高い視聴率をとることは間違いない。学生三大駅伝の出雲・全日本・箱根も中継所周辺の入場制限がなされれば、沿道に人々は分散され、「超過密」は避けられる。東京マラソンと違い、駅伝ランナーたちはあっという間に駆け抜けていくから、制限から解除までの時間もそんなにかからない。沿道応援への自粛も呼びかけられるであろうから、テレビで完全生中継される学生3大駅伝は過去最高視聴率を叩き出す可能性がある。

だとしたら、放送に求められるのは「これまで通りの中継」ではなく、本来なら沿道で応援したかった駅伝ファンが「今年の中継はすごかった」というような演出や新しい放送技術の導入。そして、視聴率を高めるための告知的事前番組ではなく、ファンたちが余韻や感想戦を楽しめるような事後番組がほしいところだ。

そんなことをバーチャルブルックリンマイルを走るTwo Lapsの選手をみながら考えていたりした。

とういうことで、のちほど。そちらの模様をライブ配信で。

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ツイッターや「今日の一枚」では掲載するタイミングをうしなった写真やテキスト、これからやってみたいことなどを、ここでこっそりとはじめています。ちょっとびびって月10回と書いてますが、一日10回更新する日もたまにあると思います(笑)情報誌のようなことを期待している方はやめておいたほうがよいかも。ツイッターやオープンなネットとは違ってクローズドかつバズらない場を作ろうと思います。

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月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…

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