2023*下瀬美術館
〜2023年夏の回顧録〜
広島市現代美術館に行った翌日、広島市から電車で大竹市に移動。目指すは下瀬美術館。
↓大竹駅にて美術館の無料シャトルバスに乗車。このサービスはありがたい。バスは基本的に土日祝限定だが、連休中なども運行するみたいなので
HPを要チェック→美術館アクセス
↓バスで海沿いの道などを通り、
下瀬美術館到着。
↓建築資材の総合メーカー・丸井産業の創業60周年を機に構想され、2023年3月に開館。
建築家・坂茂氏(ばんしげる氏)設計。
X(Twitter)で下瀬美術館のことを初めて知り、是非来てみたかった。
↓朝イチで来たのでほぼ開館と同時に入った。
まだ人はまばらだったので、広々としたエントランスをゆっくり見てまわれた。
↓まるで大きな木から枝が広がるような建築空間。
↓ロビーにはカフェスペースもある。
軽食やスイーツ、ドリンク、アルコール飲料など頂ける。
↓受付でチケットを購入し、いざ中へ。
↓美術館ロゴも素敵。
ガラスの向こうに見えるのは、
水の上に浮かんでいる8つの可動展示室だ。
私がちょっぴり写ってる笑
開催中の展覧会は「エミール・ガレ ―アール・ヌーヴォーの花器と家具」展。
館長の下瀬ゆみ子氏が、日々の暮らしの癒しとして収集してきたガレの作品60点以上を展示。
(ガラス器、ランプ、大型家具など)
ガラス工芸品は、自然の植物や花などをモチーフに作られ素朴ながら美しい。
そして家具‥!本当に素敵だった‥!
さながらアンティークの森。展示室のスタッフさんに図録の有無を聞いたところ今回の展覧会のものはないとのこと。残念‥泣
ガレを堪能した後、いよいよ可動展示室へ。
可動展示室に展示された下瀬コレクションもこれまた凄かった‥。
国内外の多様な作品を約500点ほど所蔵されているとかで、今回拝観したのはその一部かもしれないけど、工芸品も絵画も素晴らしい‥。
籔内佐斗司先生や有元利夫さんの作品も見られて個人的に嬉しかった。
可動展示室は水の浮力によって自由自在に動かせるのだそう。展覧会の内容に合わせて配置を変えたり展示室同士を並べたりとレイアウト変更ができるのが凄い。
↓美術館の外には「エミール・ガレの庭」という美しい庭園がある。
自然を愛したガレの作品に登場する草花を中心に、瀬戸内の気候に合わせて植栽された庭園とか。
↓私はあまり草木や花に詳しくないのだが、
歩いてるだけでも気持ちが華やぐ。
ひとしきり散策した後は、外にある通路を上り、望洋テラスへ。
↓望洋テラスからは、可動展示室と瀬戸内海の風景が一望できる。この可動展示室も建築家・坂茂氏設計だが、瀬戸内海に浮かぶ島々から着想されたのだそう(宮島、江田島、阿多田島など)
夜は、ライトアップされた可動展示室と大竹コンビナートの工場夜景も楽しめるそうだ。
この時、雨が降り始めたので急いで館内に引き返した。晴れていたらもっと綺麗な眺めだったろうな‥。水盤に並ぶ8色のカラフルな可動展示室は何だか夢があって、見ていて楽しい。
そして、ミュージアムカフェでランチ。ザザ降りの雨を見ながらビールをちびちび(メニューは結構いいお値段だなとは思ったが、バケットサンドも付け合わせの野菜ピクルスもめちゃくちゃ美味しかった!)
→ MUSEUM CAFE
離れにレストランもあるのだが、要予約だったのでこの時は断念。ご興味ある方はぜひご予約を。
→ SIMOSE French Restaurant
そして、美術館の周りには、別荘のような美しいヴィラもある。
水盤に面した「水辺のヴィラ」5棟と、
木々に囲まれた「森のヴィラ」5棟で、
こちらも坂茂氏が手がけられたとか。
ご興味のある方は是非
→ Simose Art Garden Villa
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