信じているものは何(18)
私の信仰とは
前回までお話しした、二人の女性の対応に、私はかなり
疲弊しているとこまでお話ししたと思います。
でも、なぜ疲れ切るまで対応したのかというと、
ただ、信仰という世界でのつながりで、霊的なことを
期待する気持ちがあったと思います。
それはLP運動で直接霊視されたこともあり、改めて
私の信仰、今後の展開にヒントを求めていたのだと思います。
しかし同時に、霊的なことを探し求めると、簡単にその隙間に
迷いが生じるため、あまりのめり込まず、公認された文献を
読み、祈り、霊性を高めようとも考えていました。
その考えのもとチェナクルムに参加し、教会で祈り、自身の
信じるものを確かのものとしていくことが正しい道だと
考えていました。
要は、私の信仰はまだまだ生まれたての赤ちゃんのようで
迷路の中に立たされた子供のようでした。
そこに、いろいろな誘い(悪の手)が来て、私を
ゴールさせないようにしょうとする者が、たくさんいたのでしょう。
ただ、その方々は、そういうつもりではなく
ただ、お話ししたかったのだと信じております。
神父様に相談
そんな悩みを抱えながらも、名古屋のTさんと良好な関係を保ち
信仰生活もそれなりに育んでいた。
もちろん、本件も相談していた。
当初は、「話を聞いてあげることは大切ですね」と
お互い話しており、信者としての務めであり、試練なのかと
納得していました。
Mさんは、よく、ことあるごとに、彼女のことを聞く事があり、
「どんな方ですか?」 や、「何をされている方ですか?」
など、一般的な質問から、
「信者さんですか?幼児洗礼ですか?優しいですか?」
などの質問もよくされました。
写真はまだ見せたことはなく、もちろん彼女とあったこともありません。
会わせたくありませんでした。
Tさんは、一度大阪のチェナクルムに参加したことがあり
その際、最後に集合写真を撮りました。
その写真、今でもありますが、その写真をMさんに見せました。
でも、彼女がどれかは、言わなかったと思います。
というのは、その写真を見た途端、
M「この写真ちょっとお借りしてもいいですか?」
私 「借りる?・・いいですよ、どうしてですか」
M「この中の人の中の一人から、とても悪いものを感じます」
私 「ええ!?、どの人ですか?」
M「それは、ちょっと言えませんが、この写真を持って
ゆっくりと祈りたいです」
私 「そうですか、わかりました。」
そう言われましたので、(写真の中の彼女がどれか)
あえて言わなかったように思いますが
本当は、あまり言いたくなかったのですが、ちょうど良い
理由ができたので、言わないことにしました。
そのことを、Tさんに話しました。
(写真の中に悪いものがいること)
「ちょっと怖いね」と彼女はいい、続けてこう言いました。
T「こういう霊的なことは、私たち平信徒が判断したら
ダメだと思うんだね、だから神父さんに相談すれば
いいんじゃない?」
私「そうだね、司祭はそのためにもいるんだしね」
T「誰がいいかな?」
私「俺、今度宝塚の黙想の家にちぇなチェナクルム行くから
その時U神父様に相談してみる」
T「そうね、それが一番いいね」
そう言って私たちは、惑わされないようにと
祈りました。
そうして、当日、私は宝塚の司祭に相談しました。
私「すみません神父様、幻聴や霊視ができる知り合いが
二人いるんです。二人とも信者さんです」
私は、その内容を出来事を交えてお話ししました。
神父様の回答は次のとおりです。
U神父「霊的なことと精神を病むことはよく似ています。
一つは精神的な部分が大きいと思いますので、
あまり思い詰めて話を聞かないようにして、
出来れば、チェナクルムに参加するように伝え
てください。私のところで結構です。
よければ電話もかけてくれてもいいです。
もう一人の方は、話す内容をよく聞いてください
その言葉に愛があるか、そこが大切なところです。
注意してよく聞いてください。それから、あなた自身
の心を素直にして聞いて、あなたの負担になるようなら
少し距離をおいた方がいいと思います。」
という回答でした。
Xさんに関しては、U神父様に連絡を取り相談してみてくださいと
伝え、Mさんに関しては、時々、あの司祭は・・・という事もあっ
たので、U神父様のことは控え、彼女の話すことを注視しました。
それから、Xさんは電話の頻度が減ってきたように思います。
そして、幾月語ったのち、「これからも電話してもいいですか?」
と連絡があったきり、すっかりなくなりました。
今でも不思議ですが、急に無くなったのです。
Xさんがよく行く教会へも何度か行きましたが、
見かける事も無くなりました。
Mさんに関しては、相変わらずの状態ですが、発言に悪い気持ちは
あまりなかったように思いますが、頻度が多く返答に困ることと
会う時間を欲しているようなので辛かったです。
それからは、次のような言葉をよく話すようになりました。
「私は、呪われてるんです、悪霊が時々くるんです」
「私は、男性を知らずに一生を終えるんでしょうか」
「私のことなんか、好いてくれる人は現れません」
だんだん雲行きが怪しくなってきました。
キリストを信じ、霊魂の存在を信じ、人を信じ
ここまで来ました。しかし、人は少し信じられなくなりそうです。
この時の私は、そう感じていました。
しかし、彼女の暴走は徐々にエスカレートしていきました。
・・・。
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