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絵本作りの熱量

ぼくの場合。1枚の絵を描くのは、それほど難しくないし時間もそれほどかけずに描くことも出来る。
やろうと思えば1日に何枚も描く事ことが出来る。
しかし絵本はそう簡単にはいかない。
話を考えて25ページから32ページの絵を描いて。さらに表紙の表と裏の絵を描いて1冊の絵本が出来る。

1枚の絵を描く時に考えることは、何をテーマにするか。どんなモチーフをいれるか。どんな構図にするか。どんな大きさで描くか。どんな形の画面にするか。どんな画材を使うか。どんな色使いにするか。
などなど考える要素があります。

しかし絵本を作る時に考えることは、何をテーマにするか。どんなプロットにするか。どんな物語にするか。どんな登場人物が出てくるか。何ページにするか。ページの構成はどうするか。画面の構成はどうするか。どんな文章にするか。どんなセリフにするか。どんな展開にするか。始まりはどうするか。終わり方はどうするか。タイトルはどうするか?どんな表紙にするか?文章を考えるところから作ると選択肢はいくらでもあるし、悩むことは無限にある。

ぼくは不器用なタイプなので数をこなして、少しずつ出来ることが増えていくと思っているので
絵はどんどん描いていけるけど
絵本は完成までさせるとなると、そうはいかない。
とにかく時間がかかる。
数をこなしたい気持ちと、じっくり作りたい気持ち。
その両方の気持ちがある。

いままで出版した絵本は17冊。
出版してないけど、オリジナルで作った絵本を入れても20数冊くらいだと思う。
1枚絵(落書きじゃない)だけでも数千枚は描いてると思う、もしかしたら10000枚以上描いてるかもしれない。
それくらい数の違いがある。

だからもっと絵本を作りたい気持ちがある。
出版関係なく作絵の絵本が作りたくてオリジナルでも作ってるけど
文章は、別の作家さんで絵を描く依頼を出版社からもらえるのは、数を作りたいぼくにとっては、相当嬉しくてありがたいことだ。

ありがたいことに最近そういう依頼が増えている。
1つ1つしっかり作っていって
良い絵本を1冊でも多く作っていきたい。

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