余市のブドウ畑でワインを飲んで気づく事!
『La Fête des Vignerons à YOICHI 2024 (農園開放祭@余市ラフェト)』に参加して
Part2
【開催概要】
日時:2024年9月1日(日)9:30~15:30
場所:北海道余市町登地区(楢の木台エリア/美沢エリア)
受付:ニトリ観光果樹園総合受付案内所
イベント開始時間
9:00 受付開始
9:30 START
15:30 CLOSE
交通:JR余市駅⇔ニトリ観光果樹園を無料シャトルバスが走ります。
参加チケット代:3,000円(専用グラス、グラスフォルダー付)
販売数:1500枚(推定)
【イベント概要】
『La Fête des Vignerons à YOICHI』は、北海道余市町登地区のワイナリーやブドウ農園をめぐり、ワインを楽しむ事前申込制のイベント。
La Fête(ラフェト)はフランス語で”お祝い”を表す言葉。その名前の通り、余市町登地区を中心としたブドウ畑で開催する「農園開放祭」です。
2024年は、参加者・出店者ともに過去最大規模で開催されました。
いよいよドメーヌ・タカヒコへ
循環バスで美沢エリアに戻り、ドメーヌ・タカヒコへ向かう。
展望台付近には、飲食店の他にもドメーヌ・タカヒコのチョコレートやドメーヌ・タカヒコのグッズの売店などがあり、繁盛していました。
グッズとかには興味がないので、ドメーヌ・タカヒコのブースへ。
畑の中を歩いて行く途中にDomaine ICHIやMisono Vineyard、ピンクオーチャードなどのブースがありました。
あまりに暑いので、【Domaine ICHI】蝦夷泡 2023を飲んでしまう。
すっきりしていて美味しかったです。
もう少し冷えていたら、もっと良かったのですけどねぇ。
昼過ぎということもあり、ドメーヌ・タカヒコもそれほど混雑はしておらず、ゆっくりと試飲やブドウ畑や看板やボトルの撮影ができました。
今回はナナツモリ ピノ・ノワール 2022、ヨイチノボリ パストゥグラン2022、ヨイチノボリ ナカイブラン 2023、ヨイチノボリ オーリー 2022の4種類のワインが飲めました。
『ナナツモリ ピノ・ノワール 2022やヨイチノボリ パストゥグラン2022は、3年から4年は瓶熟してから飲んで下さい!』とHPに書いてあるように、ホントならば、いま飲むべきじゃワインじゃないのだよなぁ。
でも今日は特別なイベントだし、お祭りだからねぇ。
【ドメーヌ・タカヒコ】ヨイチノボリ ナカイブラン 2023を飲みました。
ドメーヌ・タカヒコのブースだけあって、皆さん写真を撮りまくっていますねぇ。
撮った写真をfacebookやInstagramなどに、たくさんアップするのだろうなぁ。
中井観光農園へ向かう前にLow Brow Craftと山田堂にも行きたかったのですが、ドメーヌタカヒコからは歩いて約1kmぐらいあり、寄っていると時間的に最終目的地の木村農園に行けなくなりそうなので、断腸の思いで断念しました。 どう考えても全部のワイナリーを巡るはやっぱ無理ですよねぇ。
2023年に設立された余市町初のブドウ農家直営のワイナリー【ドメーヌ・ミズキナカイ】へ
中井観光農園のブースでは、先ほど【ドメーヌ・タカヒコ】ヨイチノボリ ナカイブラン 2023を飲んだので、【ドメーヌ・ミズキナカイ】ドメーヌ・ミズキナカイ2022のケルナーを飲む。
まだ両方ともカタイので、2、3年ぐらい瓶熟したら、また飲みたいよなぁ。
しかし中井観光農園の中井さんは、息子さんを溺愛しているよなぁ。
試飲に来ている人に
「新しくワイナリーを始めたんだ!」と息子さんを紹介して、
「一緒に写真撮っても良いよ!」と無理やり勧めているのを見て、
微笑ましい気持ちになりました。
中井観光農園のブースには、ドメーヌ・ミズキナカイの他に、豊丘西尾ヴィンヤード、長谷川ヴィンヤードが出店してました。
ツヴァイゲルト100%のLa Tradition rouge 2022にしようかなとも思いましたが、暑いし赤ワインより、ロゼワインだよなぁ!と思い【豊丘西尾ヴィンヤード】La Tradition rosé 2022を飲みました。
2022ビンテージは10Rワイナリーの委託醸造になります。
リリース時に飲んだ時よりも、カタさが取れて、まとまりが出てきていました。
あと半年か1年ぐらいで、飲み頃になるカモ🦆
【長谷川ヴィンヤード】ハセドネ 2022も飲みました。
【ドメーヌモン】で醸造しているので、山中さんの好みが反映されてるワインですねぇ。
ドングリよりもハセドネの方が一般ウケは良いカモ🦆
難関のドメーヌ・アツシ・スズキヘ
【ドメーヌ・タカヒコ】もそうだが、いますぐに飲むのに向いてないと言うと【ドメーヌ・アツシ・スズキ】も当てはまるよなぁ。
3、4年以上は置いてから飲みたいワインが多いのだよなぁ。
飲んだのは【ドメーヌ・アツシ・スズキ】ピノ・ノワール2022でした。
予想通りに、まだカタイですねぇ。
やはり4、5年位は置きたいワインです。
余市ラフェットでのドメーヌ・アツシ・スズキは、なぜか「話かけるなよ!」と雰囲気があって、壁があるのだよなぁ。
私だけなのかもしれないけどねぇ。
ちなみに【ドメーヌ・アツシ・スズキ】ピノ・ノワールは、ヤフオクでは28,000円で落札されておりました。人気あるねぇ。
【マルメガネ】も出店しており、 馬 不安多 2023とリリーズ前のケルナーとデラウェアの醸しの3種類が試飲できました。
【マルメガネ】の大野さんとは面識があるので挨拶も兼ねて試飲する
「こんにちは!(今年もドメーヌ・アツシ・スズキのブースなんだ)」
「アレ、エジマさんじゃないっすか(めんどくさい奴が来たなぁ)」
「ケルナーを試飲できます?(まだ飲んだ事なかったなぁ)」
「試飲するんですか?(別に飲まなくて良いよ)」
「そうだけど、何か?(困惑する)」
「じゃ、ワインの値段が倍になります!(さっさと次に行けよ)」
「なんでじゃ!(嫌われ者だな私)」
「だってテイスティングコメント書くのでしょ!(そんなめんどくさい事せず、気楽に呑めよ)」
この様なやり取りを大野さんとしながら試飲してました。(カッコ内は想像)
期待してキャメルファームワイナリーに行くも
14時過ぎということもあり、ほぼワインも料理も品切れ状態。
それでも賑わっていましたが、スタート時はもっと混雑していたのだろうなぁ。
美沢エリアの中でも、ワイナリーと飲食店の数も多いし、施設やトイレも綺麗だからなぁ。
残念ですが、何も飲めず。
すぐに木村農園へ向かうことにしまた。
そろそろ最終盤、ラストの木村農園へ到着!
残り1時間を切って木村農園に到着。
木村農園の他には、アリマックス、ソーマニヨンヴィンヤード、Landscape、合同仁木産業振興社、ヨカワイナリー、じき、余市エコビレッジが出店されていました。
木村農園以外は、まだ知られていないワイナリーが集まっているブースだよなぁ。
新しいワイナリーのピノ・ノワールを飲むことにしましょうかねぇ。
【ヨカワイナリー】ピノ・ノワール 余香 2022
「木村農園のように高品質な葡萄を造りたい、ブルースさんのように高品質なワインを造りたい」との思いでワイナリーを始めたとの事で、どんなワインになって行くのかが楽しみです。
ピノ・ノワールの畑が約1h程あるそうなので、これから生産本数も増えていくようです。
【Landscape】ピノ・ノワール 2023
合同仁木産業振興社の福光さんが自身のワインとして出しているピノ・ノワール。
ニキヒルズに委託醸造し、この2023が初ビンテージ。
これだけ多くの種類を飲むと、やはりアレなワインなんかもあって、「コレ、マジか!」なんて事もありました。
最後はキチンとしたワインが飲みたい。
なので、最後の一杯は【千歳ワイナリー】北ワイン ケルナー 2023を飲みました。
やっぱり美味しいよなぁ。
ここでタイムアップ!!
今回も充実した『La Fête des Vignerons à YOICHI 2024 (農園開放祭@余市ラフェト)』になりました!
天気も良く、そんなに暑くもなく、野外のイベントしては最高の日和になったのではないかなぁ。
来年も参加できると良いのだがなぁ。
我慢できずに、帰りの途中でビールを飲んでしまいました!
「ブドウ畑でワインを飲んで気づく事!」
2011年に「北のフルーツ王国よいちワイン特区」として、ワイン特区になった余市町も今年で13年が経ちました。
2017年には仁木町も「NIKIワイン特区」になり、この地域活性化やワイン産業の発展に寄与しています。
ワイナリーが増えるにつれてダイバーシティ(多様性)化していますが、この様なイベントに参加すると、変わっていくコトと変わらないコトがあります。
変化も重要ですが、変えてはいけないコトもあるのではないのか?
今日1日、余市のブドウ畑で、いろいろなワインを飲んでいて、いろいろと気づく事ができました。
飲み手がそんなに増えていないのに、日本全国でワイナリーが増えて行く中、日本ワインはどうなるってしまうのか?
なんてことを考えてしまいますが、まずはワインを飲むことです。
周りにワインを飲む人を増やすのが、いちばん重要なのではないのか?
なので、これからも日本ワインの情報を発信していかないといけないな!と思いました。
あと、エジマ会も参加してね!
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