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■ 其の263 ■ 広島市立大学あれこれ

昨日、広島市立大学のオープンキャンパスに行きました。
はじめに、ざっと広島市立大学の説明をし🔴   
そして、訪れて感じたあれこれを書いていきます🔵

🔴広島市立大学は、文字通り、広島市が造った公立大学。
今年で創立30年。
国公立大学は、学費の安さもあり、少子化が進む現在も人気を保っています。
特徴的な分野に特化した3つの学部があります。
学ぶ内容が明確なので、県外からでも目的を持って入学する意味・価値があります。
定員は、3学部合わせて400人弱の規模

🔴その3学部とは、
➀国際学部・・・国際社会、語学に関心のある人におすすめ
        なんと第二外国語が8つもあります
        アラビア語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、
        フランス語、ハングル、中国語、ロシア語
        一般前期60人に対して倍率2.9倍。総定員は100人
②情報科学部・・コンピュータ、人工知能などを学ぶ4つの学科があります
       情報工学科・知能工学科・システム工学科・医用情報科学科
        一般前期155人に対して倍率2.3倍。総定員は210人
③芸術学部・・・幅広く本格的に美術を学べるのが魅力
        日本画、油絵、彫刻、現代表現、視角造形、立体造形、
        映像メディア造形、金属造形、染織造形、漆(うるし)造形
                             一般前期52人に対して倍率2.5倍。総定員は80人

  芸術学部棟            国際学部棟           情報科学部棟 


🔵今年初めて、芸術学部の建物を訪ねました。
自分も生徒も全く縁のない所でしたが、ふと、1度は行ってみようと思ったのです。 芸術を学んでいる人達と空間が、こんな感じだと知れて良かったです。

🔵アトリエや創作工房はまさにものづくり空間。
すこし奥まった場所にある彫刻や金属加工の工房の方は町工場のようで、この猛暑下、業務用の扇風機が焼け石に水かけるような風を送っていました。外には大きな重機までありました。

🔵また、絵画や彫刻というイメージの芸術学部ですが、伝統工芸の布製品や、うるし塗りやろくろを使った木工品を創っているのは意外でした。 大島紬の職人募集の案内が貼られているのを見て、こういう大学を出で後継者になる人もいるのかと思いました。  

 ┄┄┄眠くて限界です、明日また続きを書きます┄┄┄

🔵 これは ⇩、ちょうど100回前の ■ 其の163 ■ に書いていた話です。           

特別展を見てから、ミュージアムショップで、お世話になっている方に一輪挿しを購入。
地元の工芸家:下村祐介さんの作品で、高さ5~6センチほどの可愛らしいものです。中央がくり抜かれ、細い試験管のようなガラス部分に水を入れることが出来ます。秀逸な一品です。

■ 其の163 ■ 街に出れば、 

🔵この一輪挿しの制作者 下村さんは、ここ広島市立大学芸術学部で学んだ方です。そして宮島式ろくろの技術を用いてこの作品を造っている‥‥と工芸を専攻している現役学生が教えてくれました。
同じ道の先で頑張っている先輩の存在は、学生たちにとっては希望です。
彼女も、芸術の世界で道を拓いていってほしいなと思いました。


🔵オープンキャンパスの企画で、ミニ講義(60分の体験授業)がありました。
わたしは、国際学部の『豊穣な記憶の町としてのガザを知る』という講義を
聴きに行きました。イスラエル・パレスチナ問題の背景や深層に関心があったからです。 内容は期待していたものと違い、ちょっと空振りでした。
というのも、担当された先生が東京外国語大学でアラビア語を学んだ方で、政治や地政学的なことより、地域研究や文化に軸足を置いた話をされたのです。
🔵ただこの方は、担当の「先生」としては安心できる人だなと感じました。
というのは、大学の先生の第一の仕事は「研究」で、自分の研究成果や評
価があっての大学教員です。 なので中には、「教育」は二の次(場合によってはあまり関心がない)という人もいます。
その点、田浪先生(准教授)は、学生に寄り添って面倒見が良い方だろうと感じたのです。確信的印象です。


🔵また、大学案内をひらいた1ページ目に出ている学生の写真が、去年オープンキャンパスで見掛けた人だったのには驚きました。
山田 ローランド 尚吾しょうご君、国際学部3年生です。
1年前の印象が強かったので、すぐに記憶がよみがえりました。
たしか5,6人でボイスパーカッションをしていた中にいて、長身で、ハーフで、存在が際立っていたんです。
🔵かれの紹介文の中には、こんなことが書かれています。
‥‥半農半Xとは、1994年頃に塩見直紀氏が提唱した生き方で、農業で自給自足しながら、自分の好きなこと、やりがいのある仕事をするというものです。平和を考える上でこの生き方に惹かれるものがあり、半農半Xを卒論のテーマに決めました。‥‥


🔵ひとつ気になったのは、学長以下教員、スタッフの連帯や風通しはどうなのかという点です。各人が自分の持ち場の中で完結して生きている組織のような気がしたのです。あくまで個人的な印象です。違っていたら申し訳ないですが、違っていて欲しいです。 
🔵また、築30年の建物の傷みと劣化、そして建物周辺の管理が行き届いていないのも気になりました。正直、女子学生を受け入れる意識と態勢になっていないのではと感じました。 少子化の中で生き残るために必死な私学に比べ、国公立はまだ余裕があるなーという印象です。
ひとまず、ボウボウの草は刈った方がいいと思います。
 

 





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