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■ 其の106 ■ 朝日新聞「ナマズ面」に期待

🔣年々発行部数が減少している新聞業界。読者離れをくい止めるために、朝日新聞がチャレンジする紙面改革は、その名も奇妙な「ナマズ面」の新設です。このままでは座して死を待つのみという状況に追い込まれて目が覚めたのかもしれません。一面まるまるを使い、「朝日新聞」の常識を超える挑戦となります。
朝日の伝統、常識、権威、固定概念、プライドを打ち破り、攻める所まで攻めて行くという試みです。担当するのは、まだ朝日の体質に染まっていない若手記者、特定の担当を持たないいわゆる「遊軍記者」、旧態依然とした本社を客観的に見ることのできる地方記者などです。忖度無用の自由な発想で書かれた記事を取り上げていくようです。

🔣これにはどこかNHKのEテレと通じるものがあります。近年のEテレでは、かつての「教育テレビ」の名のもとでは作れないようなチャレンジングな番組を見かけます。ワルイコあつまれ、ねほりんぱほりん、バリバラなど。時にはこれは民放のパロディじゃないか!という、振り切った場面を見かけることもあります。

🔣さて、この新たなチャレンジのひとつが、「アンチ朝日と語り合ってみた!」です。これは、朝日が大嫌いな人と、腹を割ってとことん話をした内容を掲載するというものです。
理解し合える点はあるのか、両者の距離は縮まるのか、共有する思いや哲学を発見してある意味同士だったと気付くのか‥‥いずれにしても一皮剥けた朝日新聞の一面が見られそうです。もしかすると読者以上に朝日の記者さん達が楽しみにしているかもしれません。 

🔣ところで「ナマズ」面というタイトルの由来は、ノルウェーのイワシ漁にまつわる話から来ています。沖から港に戻ってきた漁船の中に、なぜか一隻だけ、イワシがとても活きの良い船があったというのです。
この種明かしは、いけす内の大量のイワシに、敢えてナマズを混ぜておくというものです。同じ種類の魚の中に、異質な魚がいると、それに刺激を受けて全体が活性化するというのです。朝日新聞が活性化され、魅力的な記事の影響が読者に届くことを期待しています。 









これは創作です。


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