真夜中短歌まとめ

べろんべろんになって書く短歌は楽しい。
と、いうわけで、ここ数日の真夜中に書いたものをまとめました。Twitterくんありがとうね。

曇天が君にお別れ告げる時きっと泣いたろ「またね」惜しんで

ミミズ腫れぷっくり茹だる溝溝がタイルの隙間染める薄紅

ただそこにいることだけが楽園と思い込むバク未遂の悪夢

なだらかな気泡の隙間縫い合わすいずれどこにも行けぬ粘膜

神様はきっとあなたの前にいる緞帳の先ほどけたリボン

星の角一つ折るたび暗闇が歓喜するから早く潰えて

しゅるしゅると手から逃げてく風船によく似た重さ 今朝のさよなら

挟まれる羽毛の「も」の字掴めずにシーツの隙間朝日恐れて