5-バイト辞めたった-

こんにちはこんばんはえいとっとです。

タイトルからわかるように、ついに辞めました。

9月末で辞めていたんですが、解放された余韻と言いますか、脱力していたので書くのが遅れました。

1投稿目でいきなりバイト辞めてぇ話をした礼儀のなっていない自分がなぜバイトを辞めたのか、文章に残しておこうと思います。

今回以降全部敬体にすることにしました。今までが変でしたね。



夏休み中はバイトにどう取り組むか悩んでいました。辞めたかったとはいえ、やはり辞めるには早計だという自己批判が脳に残っていたためです。

しかし、結果的には9月末で辞めることになりました。バイト先のとある取り組みがきっかけです。


自分は某大手レンタル企業のとある店舗でバイトをしていました。その店舗は企業が開催する全店舗参加の大会への取り組みに注力しており、大会メンバーなるものが少人数で構成されています。自分もその大会メンバー(断れず...)であり、他従業員とは違い、定期的なミーティングなどに参加していました。

今年の大会では、とあるサービスの普及具合が大きく評価に影響していました。具体的な言及は避けますが、スマホに登録してもらってそれを使って会計をしていただくことで「一件獲得」というようなものです。店内のレジ対応にて声をかけ、ご登録のご案内をすることで実績を上げていきます。

自分の勤めていた店舗は獲得率などにおいて全国的に上位でした。しかし1位ではなく、このままではこの先の選抜で残れないとオーナーらが言っていました。

そのため、店内での獲得だけでは足りないということになり、獲得の幅を広げようということになりました。それすなわち、「知り合いや身内に協力を求める」という外部獲得です。この策が、自分が急いでバイトを辞めたきっかけになりました。


最初この話を聞いた時は、「紹介してね」程度だと思っていました。ミーティングが終わり、(身内にはもう話したなぁ)などとぼんやり。実際母はその話が出る前に、店舗に来て自分が対応して登録してもらいましたし。

しかし、翌日、バイトのなかった休日に事態が変わりました。

『登録後、スクショを送ってもらえば会計が可能なため、来店の必要はなく実績となります。外部獲得のノルマ一人30件。友達や知り合いに頼んで協力してもらいましょう。頼んだ友達の知り合いにも協力してもらえるよう、この取り組みの拡散もお願いしましょう。メンバーでないバイトの方にも協力を頼みましょう。』

自分はこの業務連絡のLINEを見て過去一のパニックに陥りました。意識喪失とまではいかないものの、めちゃくちゃやべぇ過呼吸に見舞われ、酸欠で不快な痺れに襲われました。あれはやばかった。怖かったしびっくりしたわ。この日の夜に「辞める」という意思を店長に連絡しました。辞める約3週間前くらいです。

この取り組み、人によっては別になんでもないと思うかもしれません。むしろ「有効な策だ」とか。確かに有効なんです。だんだん低下していた店内での獲得実績を補う程度には。

しかし、自分は自分の外部獲得の実績は0で貫き通すとすぐに決意しました。この活動の何がそんなに嫌だったか、それは、「友達との信頼関係を損なう危険があった」ということです。

自分の周りには「どうでもいい知り合い」という存在がいません(人聞き悪いが)。交友関係は狭すぎ深すぎタイプです。関係にヒビが入っても大丈夫な人がいないんです。しかも自分には人間関係の軽くリセット癖(?)がありまして、高校での友達は3人しかLINEに残っていません。50人くらいから、3人。他は全員縁を切り、大学で一緒に行動する人はいても、信頼するに至ってません(卒業したら縁切る)。さらに「誰にも軽蔑されたくない」という厄介な性格を自分は持ち合わせています。自分は信頼しないけど自分のことを不快に思わないでとかいうクソ面倒な奴です。ある種の人間不信、でしょうかね。自分で言うのもなんですが。

そういうわけで、自然とバイトとプライベートのメリハリがつくんです。自分の中で、公私混同なんてあり得ませんでした。その中で、先程述べた活動は、まさに土足でプライベートな人間関係に踏み込んでいました。ノルマのために協力を懇願すれば不審に思われるだろうことは容易に想像できます。

パニックの原因はズバリ、「申し訳なさすぎる」でした。一件の実績獲得のために少ない友達との信頼関係を崩すリスクを負うには、自分には少々酷なようです。大学の人にも絶対話したくありませんでした。他のメンバーの方は着々と実績を積み上げていきましたが。「頼む、ノルマあるんだよ」と電話していた先輩を見て、気分が良いわけありません。自分はね。(正直言って滑稽だな...とか...)


それに、この活動はもう「サービスの提供」の範疇を超えています。本来はお客様に快適なショッピングをしていただくためのものです。お店を利用しない人にとって、登録してスクショを送ることはただの手間です。スマホの容量にも関わりますし。

社員さんは言っていました。

「損にはならないよね。なんだったら、終わった後消してくれても全然いいし、メリットの方が断然大きいよね。」

余計嫌です。どうせ消すんだったら最初から登録しないでしょう、店側の人間でなければ。「友情でカバー」とかそういう問題じゃないんですわ。損でしかない。

不審に思われるかもしれないことを頼み込んでも壊れない友情!とか、自分にはそんな自信もないので。悲しいことに。たとえ本当に善意100%で嫌な顔一つせず協力してくれるとしても、多分、断ります。自分のメンタルが死ぬ。


同じメンバーの方は「登録してもらう代わりに、登録の特典で借りたDVDを家に届けてあげる」とか、LINEで提案していましたね。ふざけんな。

「届けてあげる」ってなんなんでしょう。あげるて。その特典が見返りになるわけないでしょう、サービスの一貫として登録してくださった方全員へ配信されるのですから。見たい作品があるのなら店に来るでしょう、届けてやるだなんて親切心の押し付けだと自分は思います。



しかし、自分だけが異分子でした。自分以外の全員が何の疑問も持たず、従い、ノルマに必死でした。どのみち、辞めるべきでした。そもそもの価値観や考え方や、バイト以外で属するコミュニティの色が違いすぎました。だから「学業と家庭の事情」という建前で、上記の自分の抱えた大きな違和感を意見にせず、円満退職です。

もう多分、余程のことがなければあの店へは行きません。ある種トラウマです。大会メンバーをやめ、バイトは続けるという手段も考えたのですが、大会の本選は11月末なので、途中でメンバーを抜けることで他のメンバーの方に気を遣わせてしまったり、雰囲気を悪くしてしまったりする可能性を考えてバイト自体を辞めることにしました。



馬鹿げた理由だな、と思った人が大半かもしれませんナ。あの中でも自分だけが異端だったので。でも、自分は辞められて心が軽くなりました。あの出来事以前でも既にバイトで心身に影響が出ていましたし、信頼できない人間だらけの中で働く必要がなくなったので。働くなって感じですね、理解してます。

バイトは当分始めないことにしました。人間不信をどうにかマシにすることか、または表面的なやりとりの中でもストレスなくしてやっていける外面を身につけるか、そっちの方が先だと判断したためです。高校で築かれていたコミュニティではどうやり過ごしていたのか、まずはその分析から。対策を大学で実践ですかね。

とにかく、自分は既存の、大事な大事な人間関係にヒビが入るのが怖かったんです。ある意味ではその友達を信頼しきれていないのかもしれませんが、家族以上に大切な存在なので。家族も、自分の人脈の浅さと友達がやけに少ないことを理解しているので、「公私混同絶対許さないマン」の自分の考え方には理解してくれている、と思います。多分おそらくきっと。(友達が少ない理由までは知りません。そもそも人間不信のきっかけは家族も関わりあるので。)バイトを辞めることには賛成してくれました。




というわけで、バイト辞めました。愚痴でしかありませんでしたが、自分用の記録でもあるので容赦願います。

長い。本文3000字超えてます。読んでくれてありがとうございました。

店舗や個人の特定につながらないように、配慮したつもりですが、だ、大丈夫かな...名誉毀損とか何とか、そういうのにならないといいな。

なんか記録に残したいことがあったらまた書きます。大学始まってまた忙しくなりますし、心機一転は悲しくも叶ってませんが死なない程度に頑張ります。

それでは、また。

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