見出し画像

読書 - 逆境に克つ!〜サンリオピューロランドを復活させた25の思考〜

本書を手に取った目的

組織作りが最近の課題であり、起業再生は組織を再編成することを伴うためどのようにアクションを起こしていったのか気になったため本書を手に取った。

良いところを探す

サンリオピューロランドのイメージは、「遠くて不便」「古い」「屋内施設のため狭い」などネガティブイメージが存在していた。しかし、これは事実でもあるため、否定のしようはない。しかし、長所と短所は裏腹であることから短所があるということは長所の一面も持っているということ。不便な立地のためどこかに集合してくることが多いため移動も楽しめる、天候に左右されずいつでも楽しめるなどをアドバンテージとして考え、再生業務を行っていた。

コアな部分を突き詰める

主な顧客は子供になるが、少子高齢化を考えるとマクロ的には斜陽業界であるとなる。しかし、筆者はサンリオは感動、つまりQuality of Lifeを高めるための一端を担うべきだと定義づける。そして、顧客にガッカリさせないような工夫を凝らすようにしている。付随して、データも重要視しており見えないものが見えるようになるために勉強することが重要と説いている。
また、時間についてもきちんと見直せば何かと捻出できるとの記載もあり、何かを学ぼうとする熱量が重要である。

最後に

内容がイメージと違ってはいたが、人ととの接し方など勉強になる部分はあった。外様であれば、従来から行っている仕事に意義を見出し、意味ないと思われるものはなんでこれをやっているのですか。と単純に質問をして大きな影響がでなそうなものは捨て去るなどの業務改善としての記載もあった。人の熱量は伝染することは重要で熱量は採用時にも最重要視すべき事項であるとの記載もある。加えて、人を見下す気持ちは熱量と同様に伝わってしまうものであるため気を付けるべき事項であるとも記載がある。
「今の仕事が面白くありません」などキャリアに関する質問に答えるようなチャプターもあるため、仕事に悩んでいる人も手に取って読んでみると何か気づきがある一冊となると思う。本の帯に記載されている「ポジティブ思考」を本人から直接言われているような感じの記載であるため大変参考になるのではと思う。

最後まで目を通して頂きありがとうございました。いいなと思うかことがあれば「すき」を押していただけると大変励みになります。