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美術家 井田照一


25年以上前に仕事場にて井田照一と言う美術家のポスター画のガラス前で写真を撮影したのだが、それが自分の影の姿と後ろに写る建築が美しくて、いつかアルバムジャケットにしたいと思い著作家を調べて見ると井田照一氏は2006年に他界されておりました。そしてコロナ禍になった期間に家に篭る時間が長く音制作を続けるうち次のアルバムはどうしても井田先生の絵が写った写真を使いたいと思い井田先生の絵画を扱うギャラリーに何件か電話して聞いたら一件だけ井田先生の制作に携わった方の電話番号を教えて頂いた。とても嬉しく思い感謝をして早速、電話をしたら鳴ってるのだけど繋がらない。何度も繰り返し一カ月過ぎて諦めた。一応、報告として某ギャラリーに連絡をしたら井田照一スタジオの京都の住所が見つかったとの朗報。希望を捨てず、自分のプロフィールや井田先生の絵の写真のコピー、使いたい意図やコンセプトを書いて手紙を出した。ところが5日後に手紙が返って来た。「あて所に尋ねあたりません」RETURN UNKNOWN 。これでもう完全に諦めた。しかし、次のジャケットのイメージが頭に執着しているので、とにかく自分で絵を描いてみようと画材を買込み制作を試したところ、全く理想に及ばずでした。それから月日が経ち、また某ギャラリーから電話があり、何と井田照一スタジオは東京に引越しされて先程、井田先生の関係者本人と連絡がとれて住所と電話番号を教えて頂きました。そして、無事に連絡をとり話をして資料を郵送し、スタジオ側の条件を満たして何とか許可を得る事が出来ました。

本当に自己満足な話ですが、拘り抜くと言うのは大事だと思った。自分が撮影して大した写真じゃないのだけど来年にはリリース出来るかと思います。ご協力頂いたギャラリーの方々、特にギャラリー・ファインアート様には感謝を致します。人生にとってご縁を頂き誠にありがとうございました。井田照一先生に失礼のない様に制作も頑張ります。

そして今月の10月30日から亀山トリエンナーレ2022開催と同時に来年のアルバムの中から「EVE-Eisuke oooka 」シングルを配信リリースが決まりました。シングルのジャケットは自分で制作したものです。よろしくお願い致します。

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