「はかない」って、Native English Speakerにとって「英語のそこのところ」第105回
【前書き】
今回、投稿するエッセイは7年前の2016年3月31日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。
春と言えば、お花見ですが、ある時Native English Speakerに尋ねられて答えに窮したことがありまして。今回はそんなお話です。(著者)
拙著「英語の国の兵衛門」のkindle版を出版しました。
2008年に株式会社メディア・ポートより上梓され、その後同社の解散により入手不可能になり、みなさんにはご迷惑をおかけしておりましたが(一時は、古本が2万3万ぐらいで取引されていたようで。いやはや、私には一銭も入りませんが_| ̄|○)、kindle という形で復活させることが出来ました。
これを機にぜひお手に取ってみてください。
大好評! Kindle で一日500ページビュー 「English Sentence Maker」シリーズ
English Sentence Maker は、あなたの感情や意見、思っていることを伝えるためにはどの時制や助動詞、文法事項を選ぶべきかがわかる実践英語・英会話力養成テキストです。
著者の主宰する英会話スクール「英語・直観力」の企業向けテキストから、契約企業様向けの問題文などを差し替え、一般向けに手直ししました。
7年間で100名以上のビジネスピープルを単独での海外出張や海外赴任ができるスキルを持った国際ビジネスピープルにした実績があります。
ぜひ、この実績あるテキストを信頼し、完全マスターしていただき、世界を相手にビックディールを成し遂げ、人生を愉しんでください。このテキストはその扉を開くカギになります。
実践英語・英会話力養成テキストEnglish Sentence Maker は、3つの特色を持っています。
ひとつ目は、能動的な学習だということ。
English Sentence Maker は書き込み式のテキストです。各Lesson ごとの解説を読み、そのあとに掲載されている日本文をご自身のノートもしくはkindle のノートブックなどに英語にして書き入れてください。その際に、知らない単語は調べたりせずに、日本語のまま英語の文の位置においてください。そうすることで、知っている単語、知らない単語を区別し、身に着けるべき単語を浮かび上がらせることが出来ます。
ふたつ目は、どの文法事項を使うかの判断基準を身に着けられるということ。
小・中・高校と長い間英語を学ぶために、多くに人々は英語の現在形、過去形などの文法事項を知っています。しかし、残念ながら、その文法事項をどういう場合に使えばよいかという判断基準を身に着けていません。
たとえば、ここ何ヶ月かフットボールに夢中になっているということを伝えたい場合に使うべき時制は、現在形でしょうか? それとも現在進行形でしょうか? 迷われると思います。この知ってはいるけれども使い方に迷ってしまう文法事項を使う判断基準を各Lesson ごとの解説でくわしく説明しています。それを理解することで、英語を使う際に十全にあなたの感情や意見、思っていることを伝えることが出来るようになります。
みっつ目は、英語を英語で考えることが出来るようになるということ。
English Sentence Maker は日本語を英語にしていくことで、英語を習得していくテキストです。しかも、どういうときに、どういうことを言いたいときに、どの文法事項を使えばよいかという判断基準が出来ていくために、日本語の文字面を英語に移していくのではなく、日本語を読んでその内容をイメージして、そのイメージを英語にするというスキルを身に着けることが出来ます。頭の中のイメージから英語を作ることが出来るということは、そこに日本語は介在しません。つまり、英語を英語で考えることが出来るようになるのです。
具体的には、
私は彼が来るだろうことを知っていた。
という日本語を英語にする際には、日本語の文字面を英語に移していくと、
I knew that he will come.
と、しがちです。「知っていた」なのでknew、「来るだろう」なのでwill comeというわけです。しかし、よく考えてください。「彼が来るだろう」というのは、「私が知っていた」過去の時点のことです。であれば、「彼が来るだろう」と書いてあっても、過去から見た未来のwould を使って、would come としなければなりません。日本語をその字面のまま英語にしてはいけないのです。しかし、日本語を読んでその内容をイメージして、そのイメージを、判断基準をもって英語にすることが出来れば、問題はなくなります。頭の中に時の流れのイメージがあるために、
I knew that he would come.
という英文が難なく作れるようになります。 英文作成力や速読力を付けたいと思っておられる方ぜひ、手に取ってみてください。必ず、英語・英会話が出来るようになります。
☆「English Sentence Maker 実践英語・英会話力養成テキスト」および「ESM Practice 実践英語・英会話力トレーニングドリル」で使っている英文はすべて、Native English Speakerと協同で製作したものです。安心して、Native English Speakerの自然な英語を知り、習得してください。
新発売! 「ESM Practice 実践英語・英会話力トレーニングドリル5 時制・助動詞・名詞・副詞・仮定法・形容詞 オープン問題」発売中!
English Sentence Maker 実践英語・英会話力養成テキスト第8・9巻で、「形容詞」を扱いましたので、ESM Practice 実践英語・英会話力トレーニングドリルでも、形容詞を含めたトレーニングを行います。
形容詞と言うと簡単に聞こえるかと思いますが、意外に使い方もその親戚も多様です。それ故に、思ったことを英語にする際には、使いこなせると便利なものです。
たとえば、「この話は興味深い」という文を作ることは簡単にできますが、「日本人にとって興味深い話を作りたい」という文はどうしましょうか? 回答はどうぞ購入して確かめてください。
【本文】
春ですねぇ。前回、英語のそこのところをお送りしたころは桜もちらほらって感じでしたが、もう今は満開です。はらはら、はらはら、と散っていく桜を見損ねてはならじと、そわそわしちゃいます。
以前、働いていた英会話スクールでは、月に1度Native English Speakerの講師と受講生の交流会としてイヴェントをやっていました。フットサル大会や、ハロウィーン、クリスマスパーティで集まってわいわいがやがや愉しむわけですが、もちろん春はお花見ということになります。新宿御苑や代々木公園、紅葉山なんかでシートを広げて総勢40人ぐらいで呑んでました。
でも、お花見と言ってもNative English Speakerが加わるとちょっと趣が違ってくる。
Native Japanese Speakerだけなら、シートを広げてお弁当持ってゆるゆるビールを飲んで四方山話、ああ、桜が舞い散るのがきれいだなぁ~っと情緒を愉しむわけですが、Native English Speakerは、あっという間にバーベキュー大会にしちゃう。じゃんじゃん呑んで、ジュージュー焼けた肉汁たっぷりの牛肉にかぶりつく。ああ、美味い。春の日差しの中で、美味しい酒を呑んで、美味しい肉食って最高! という次第。そういえば、桜もあったね なんて声も聞こえてきて、主役は肉に早変わり(笑)国際版「花より団子」といったところでしょうか。
まぁ、私もそういうがつがつした呑み会が嫌いってわけじゃないんですが、もともと食が細い方なんでちょっと食べ物をもらうと、あとはワインか日本酒を1本持って、みんなの輪からは退場することになります。端のほうの目立たないところに座り込んで、ゆるゆると呑み始める。
でも、なかには目敏いNative English Speakerもいて、そんなふうに沁沁してると心配してくれる人もいたりします。
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