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大学・短大の設置が多い都道府県は?少ない都道府県は?


どの都道府県に大学・短大は多く設置されているのか?

大学・短大がどの都道府県に設置されているかについて、
令和5年度(2023年度)文部科学省学校基本調査を基に調べてみた。

大学・短大が多く設置されてる都道府県は?

東京都が大学・短大ともに最も多い

結果は下記の通り、東京都が大学・短大ともに最も多い。
学校数では、全国の16.0%、学生数では25.8%。
実に日本の学生の4分の1位以上は東京の大学に通学しているということになる。
学校数の割合よりも学生数の割合が約10ポイント高くなっており、
大規模大学が多いということもわかる結果となった。

大学・短大の設置数が多い都道府県は
東京に次いで、大阪、愛知、福岡、北海道・兵庫・神奈川・京都・埼玉・千葉となっている。
人口の多さで見ると、東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉・千葉・兵庫・北海道・福岡・静岡。

神奈川は人口のわりに大学設置数が少ない。
これは、隣接している東京に多くの大学があることが大きく影響していると思います。

一方で、福岡・北海道は人口のわりに大学設置数が多いと言えます。
これは、福岡・北海道は隣接するエリアに規模の大きい都道府県がないことが影響していると考えられます。

その北海道も設置数が多いわりに学生数は比較的少ないことから、中小規模の大学が多いと推察できます。

令和5年度文部科学省学校基本調査を基に弊社にて調整

大学・短大の設置が少ない都道府県は?

島根県が最も設置数が少ない

大学・短大の設置が最も少ないのは、
2大学、1短大の合わせて3大学で島根県。

鳥取県、佐賀県が次いで設置数が少ない

次いで、鳥取県で3大学、1短大の合わせて4大学
佐賀県は2大学、3短大の合わせて5大学となっている。

佐賀県では2つの大学の設置構想が進んでいる

ご存じの通り佐賀県では、
県立大学構想

が進んでいる。
2023年度現在、102の公立大学が設置されているが
栃木・徳島・鹿児島そして、佐賀の4県には存在しない。
(最も公立大学が多いのは北海道で7大学)
そのような状況からも設置したい佐賀県の強い思いが伝わってくる。

もうひとつ、佐賀女子短期大学を設置している学校法人旭学園が
佐賀県武雄市に武雄アジア大学を2026年(令和8年)度開設を計画中

当初2025年度に2学部での開学を目標に掲げていたが、
1年延期そして2学部から1学部での開設目標となっている。

佐賀県に高等教育機関が少なく、
福岡県等他県に大学生が進学しまっていることを食い止めたい
想いで動いていることがわかる。

佐賀県の2大学の設置の動きから今後も目が離せません。

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