『非難を浴びながらも。キュッキュッっと』 〜ノスタルジア小樽からの新たな展開、旬菜グラミー賞、人の脳みそに残る音楽を作る〜
『非難を浴びながらも。キュッキュッっと』
〜ノスタルジア小樽からの新たな展開、旬菜グラミー賞、人の脳みそに残る音楽を作る〜
野瀬栄進のアルバムは2001年の1枚目から全曲オリジナルでいまでもそう2009年S&Rワシントンアワードをいただくくらいまでは結構色々言われた。
例えば
アルバムには数曲みんなが知っている曲を入れた方がいい。(オリジナル曲がいっぱいあるんで、出来るだけ早く残したいんじゃよ〜)
オリジナルじゃなくて、ジャズなんだからスタンダードもっと弾け。(家帰ってレコード聴いとくれ〜)
もっとわかりやすいジャズをやれ。
(これはいまでもたまにそういう人がおるが、そういう人に合わせて新しいものは作れないっす)
おまえの音楽は理解できない。
(これもいまだに言われるが、それはあんたの感性の問題?)
スタンダードを演奏するところにお金がある。
(これはアメリカ人のボーカリストに言われた。?って感じだったが。彼は元(アメリカの)ドリフターズのメンバー。確かに昔はそうだったのかも。)
自主レーベルでアルバムを作るのは、格が下がる。(たしかに昔はそういう風潮があったが、いまはみな自分で発信する時代だなああ)
これはジャズですか?
(だったらなんだ!?)
などなど。。。
※そういえば、2月の愛別のライブでも「知らない曲ばかりで心臓痛い、疲れる」と会場で大きな声で言ったおじさんがいた。
いろいろ言われ続けておるが、野瀬ファンはどうもオリジナルが好きでファンになってくれているようだ。
最近、配信とかが多いのでライブに来れない人も聴けるのでいい。別の街の人にも届くし。
先日配信のあと『野瀬さんの曲が頭から離れない。人の脳みそに残るような曲をいっぱい書いているのってすごいですね』というメッセージをいただいた。
たしかに。すごい、というか音楽家にとって
そんな風に言ってくれるのは、この上ない幸せなことです。
野瀬オリジナルで『ノスタルジア小樽』という曲がある。1年前から北海道のラジオ番組AIR-Gの脇坂工務店の番組のテーマソングになっている。先日脇坂さんから連絡があり『あらためてこの曲は本当に素晴らしい。AIR-Gの人もこの曲は別格だと言っている』と言われた。
嬉しいなああ。
ニューヨークから運んだピアノで地元小樽のホールにて。https://www.youtube.com/watch?v=9Y1s6Zhpa4k
この曲のおかげで、脇坂さんの番組に起用してもらえて、昨年ラジオ生出演コンサートをさせていただいた。おまけに会社の車まで貸していただける流れになった。ありがたや。
倶知安駅前のレストラン『旬菜』ではヘビーロテーションで野瀬栄進オリジナルアルバムが流れている。ここのチーフも海外でずっと修行し、アウトドアも好きで一緒に釣りしたり気が合うのもあるのか、とにかく野瀬の曲をずっとかけてくれている。そこのアメリカ人の従業員から先日突然メッセージがあり『you lost today』と書いてきてなんのことかと思ったら、『今朝は野瀬栄進の曲ではなくて、2013年グラミーアワードのミュージシャンコンピレーションアルバムをかけている』という連絡だった。『でもうちの店にはこのグラミーのCD合わない。野瀬栄進が聴きたくなる。あなたには旬菜グラミーをあげるよ〜。』となかなか粋な事を言う。
最近野瀬栄進オリジナル曲がいいって言ってくれる人がまた増えているような気がスル。
即興演奏のソロピアノの楽曲を数曲
映画にも使われたりもした。(まだ映画自体発表されてないので何の映画かは言えませんが)
コロナになって、ジャズスタンダードを結構弾くことが多くなってスタンダードも最近楽しい。けれどやっぱりオリジナルに力を入れていくのでいいんだな〜っと再確認していた。
そんなときに国際作曲コンクールでベスト10に入った。
そんでもって野瀬オリジナル『ノスタルジア小樽』の流れで、新たな展開がありそうだ。
2002年くらいから日本ツアーをはじめ、最初の頃はわかりやすいのをおりまぜながやったりもした。そしたら今度は、普通のスタンダードを普通に演奏するピアニスト、とか言われたりもした。結局何をやっても批判する奴はいる。だったら好きなことをやるしかない。
最近はあまり面倒なことを言ってくる人が少なくなったが、結局自分が好きで得意で信じてやっていることを続けることが一番だとつくづく思うのでした。誰に何て言われようと。
そんなこんなで、
オリジナル曲をさらに精度を上げキュッキュッと磨いていきたいと思います。
キュッキュッっとピッカピカに。
https://www.youtube.com/watch?v=_o657YeC_SE
Nostalgia Otaru by EISHINNOSE
ノスタルジア小樽。ちょっとだけなんちゃって#アートテイタム風に弾いてみた。(アートテイタムみたいに弾くなんてどうがんばっても無理。。。)#AirG、の番組でも使われている曲です。
P.S
アートテイタムは盲目のバカテク元祖ストライドピアノ奏者です。ジャズピアニストはみな彼を聴き、二人で弾いているんじゃないかと耳を疑い、挫折し、そこから這い上がります。。笑。
PS 2
※この文章はオンラインサロンで書いたものを編集してアップした文章です。Facebookdで運営しておりオンラインサロンを初めて4年目になりました。ここでは1ヶ月に一度非公開音源をまず出すようにしております。
その他、非公開文章・写真、ラジオのアーカイブ、読んでいる本の紹介、野瀬がクリエイトしているほぼ全ての内容を公開、そして週に1~3回ピアノ弾き映像配信しております。ライブのように弾いているのではなく、ガチに練習風景なんで途中と止まったりずっと同じ箇所を弾いたり、たまに作曲したりしてます。ピアノ弾く方が2人いるのでたまに野瀬のワンポイントピアノテクニックなんていうのも最近はじめました。
月々1000円にてフェイスブックで運営しているので興味のある方はお知らせくださいませ。acnose@gmail.com