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2/1に思うこと

2月1日。

毎年、この日のわが家の空気感は、いつもと少しだけ違う。

今日は首都圏にある主な学校の中学受験が始まる日。

中学受験の準備をしてきたご家庭にとって、息もつけない1週間が始まる。その開始のゴングが鳴る日。

今現在わが家に受験生はいない。

長女は3年前に終了し、長男は2年後に控えている。そんな受験とは関係ない年でも、やはり今日だけは、わが家の空気感が、少しだけいつもと違うように感じる。

世の中に流れる、微妙な緊張感やピンと張りつめた空気を敏感にキャッチしている感じ。

まだ、中学受験のヒリヒリした感じを経験したことのない息子の顔が少し硬い。2年後の自分の姿を思い描いているのかもしれない。

中学受験が終わった長女の顔さえ少し緊張感がある。自分が受験した時の、胃が痛くなるような日々を思い出しているかもしれない。

そして妻とワタシは、長女の受験を思い出し、2年後に同じ思いをすることに対して覚悟を決める。

わが家にとって、今日はそんな日だ。

今日から勝負の1週間が始まったご家庭には、「がんばって」とか「きっと大丈夫!」、「応援してる」なんていう言葉は、気休めにしかならないかもしれない。

今日までの努力や苦労を考えたら、どんなに言葉を重ねても、最適な言葉は見つからないだろう。

ただ受験が終わった時に、「家族みんなで一生懸命がんばったね!」と言っていてほしいと願う。中学受験は、受験生を中心に、家族全員で臨むものだと思うから。

毎年2月1日になるとそんなことを思う。どのご家庭も笑顔になれますように。

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