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青春の入り口

もうすぐ13歳になる娘。

明るくて頑張り屋。物語を書かせるといつも主人公が死ぬか大怪我するというストーリーを描くダークなところもあるけれど、裏表がなく誰にでも親切にできる子に育っていると思う。

そんな娘も9月から中学生だ。

ちょっと注意したりすると、むくれたりするようになり

男の子と違って難しいなと感じる今日この頃である

小学高学年から特に女子特有の仲良しグループというのが彼女の話の中によく出てくるようになった。

夏休み中も連絡を取り合って時々遊んだりしてとても楽しそうにしていたし、中学もその仲良しグループと一緒なので、そうやって幼馴染のように一緒に成長してくのもいいな、と思っていた。

しかし、とうとう今日、そのグループが泊まりで遊びに行ったのに自分だけ誘われなかったことを他の友達から知ったという事件が起こった。

「事件」というのは言い過ぎだが

娘の中で何かが弾けたのか、部屋からすすり泣く声が聞こえてきた。

ー自分だけ誘われない事がよくある事

ー今回は2泊3日のお泊まり会である事

ー他から聞いた事


人生で1度や2度はこんな苦い経験は誰でもするものだ。

と、バッサリ斬るわけにはいかないので

話をじっくり聞いてみたら

私は、こいう場合は何も知らなかったふりをしてやり過ごす逃げるタイプだったのに対し、娘はどうして誘ってくれなかったの、と相手に聞くタイプのようだ。

自分の娘ながらにその度胸が少し羨ましく

「今後もこいう事あると思うよ」としか助言ができなかった。


自分がされて嫌なことはしたくない、という彼女の想いは13歳にしては大人すぎるのかもしれないが、そのまま諦めずにいてほしい。


もう随分と時間が経っていたはずなのに

なんかむしゃくしゃする、と言って寝る前にキッチンで何やら始めた娘。


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これが彼女の見つけた気持ちの整理の仕方のようだ

料理やお菓子作りがtherapeuticだなんて、どうやって知ったのだろう。


手作りお菓子は大歓迎だけど

この先あまりお菓子が増えませんようにとも願う親心なのだ。



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