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フリッツ・ラング【死刑執行人もまた死す】|映画はいつも新しい

アメリカ映画|1943年|134分|Hangmen Also Die! 
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■レジスタンス映画屈指の傑作

フリッツ・ラング【死刑執行人もまた死ぬ】
とてつもなく傑作というしかありませんでした。
映画表現の極致、なんて言い過ぎでしょうか。

1942年にナチス・ドイツ占領下のチェコ(ベーメン・メーレン保護領)で実際に起きた、ナチス・ドイツのベーメン・メーレン副総督、ラインハルト・ハイドリヒの暗殺事件「エンスラポイド作戦」から着想を得ており、反ナチ・レジスタンス映画の屈指の傑作とされる

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■映画の面白さは古びることなく

クラシック映画といえる作品なのかもしれませんが、隅々まで映画の美しさや面白さを堪能できる、新しさすら感じる映画です。
映画にはルールなんてない。
なんだっていいし。
実はこだわりもない。
突然変異でいいじゃないか。
そういうことを信条に思ってきました。
一方で、「映画が映画だった頃の映画とは何か」「何を映画と呼ぶのか」を想像したとき、とても興奮します。
そういう映画のルーツや文脈に連なった映画を観ると、自分もそれをやってみたいとまで思います。
思えば、映画の歴史は永すぎることなく、まだ目の届く範囲にあります。
映画の原点的なものから現代に至るまで、ふれられる世代であると思います。
今はまだ、古くなった映画などないのかもしれません。

■観たときが、最新

フリッツ・ラング【死刑執行人もまた死ぬ】を観ると、映画に古いも新しいもないような気持ちになりました。
観た人が観た、その時が、最新であるのだと。

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