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この瞬間迎えたの、過去にも未来にも私しかいなくない?

「この組み合わせしたの、この瞬間迎えたのって、世界中で私しかないじゃん」、なんて思った瞬間たち。こうやって考えたのは一応理由があるので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

ネギとロシアのバレエ

まずはこちらの一枚。
100年前のロシアのバレエを支えてた由緒あるドレスの花柄ポストカードと、今現在水を吸って生きているネギである。
(ギガンジュームという花だが品種はネギ。花はネギの集合体らしい。)

ネギとバレエのドレスの花柄が並ぶなんて、かつて100年前のロシアでもなかった世界初の事件なんじゃない???

つって。

複雑怪奇な道をくぐり抜けたグローバル

続いてはこちらの地味な家カフェしてる一枚。
バンクーバーで高校時代の友人曰く「いま一番イケてる!」というティーショップで買ったニット柄マグカップで、前職の友人から誕生日プレゼントにもらったドイツのおしゃれな由緒あるパイナップルティーを、実家からもらった日本の急須に入れ、カナダのスモークドチョコレートと一緒に、アメリカのNetflixで日本の映画「アルキメデスの大戦」を観てる瞬間。

この複雑怪奇な組み合わせを実現したの、過去にも未来にも私だけじゃない???

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つって。

ちなみに、これは自分だけの力じゃない。
全世界の経済と伝統とトレンドのおかげでこの瞬間を迎えられたのだ。何に一つ欠けても実現しなかったことなのだ。
そして洋風〜なおしゃれマグカップも、まさか日本の急須でお茶注がれるとは思わなだっただろう。

人生、いつどこでピカチュウをゲットできるか分からない

こちらは会社同僚の結婚式にて。
仲よかった仲間たちで数年振りにお互い再開したのもつかの間、白熱した二次会のゲーム大会にくしくも勝てなかったが、思いもかけずダブルチャンス的なエクストライベントにて、リアルサイズ感あるピカチュウぬいぐるみを入手した後輩。
またこのピカチュウ、なんと同僚の新婦とお揃いのものだそう。

そしてこの瞬間を、ここぞと買ったばかりのiPhone11のポートレートモードで撮ったのがこちらの写真。

人生で初めてピカチュウドール(先輩とお揃い)をゲットだぜした後輩の瞬間を一眼レフ超えとも言われるiPhone11でしっかり写したのは世界で私だけじゃない???
(ちなみにこの瞬間、後輩はノリで無表情フェイスだった)

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つって。

背伸びしちゃいたいお年頃

最後に、旅行で上海に滞在した時。
物価の恩恵を受け、たまの贅沢としてホテルのラウンジスペースでお酒とつまみと景色を嗜みながら読書をしよう、なんて欲張った結果、ビールとワインとつまんだら止まらないバーニャカウダとかとか色々持ってきたら、お酒が進んじゃって、ちょっといい気分でそのまま母に電話したら盛り上がって40分くらい電話してたら、閉まる時間になってしまいこの日は一冊も読書せずに部屋戻って爆睡した。

って情けない結果になることも知らずに、奥に読書用の本も入れ込んでそれっぽ〜く"上海の夜"的な写真を撮ってた日本人アラサー女子って世界で過去にも未来にも私だけじゃない???

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そして、こういう背伸びしようと撮った写真って、この世界で私だけじゃなくみんなのカメラロールにも眠ってるんじゃない???
つって。

過去にも未来にも"この瞬間"ってだいたい無い

それで、今回結局何がしたかったかと言うと…。
どんな普段の一瞬にも、人それぞれの背景や理由がたくさん詰まっているはずで、それってみんな違ってめっちゃ面白いんじゃない?ってことを言いたかったんです。

「何者かになりたい」
「何者にならなきゃ」

2020年、令和は「個人の時代だ!」と高らかに言われたように、いまは個人が発信できるようになった。
そしてむしろ、やりたいことや自分のキャラがないっていう悩みに現代直面する人が多いと耳にする。 

もちろん私もそれをプレッシャーに日々感じるし、キャラ立ちができている人たちをSNSで見ているととっても羨ましいと思う。

そして、私もいいホテルに泊まったとか、かっこよく仕事キメた瞬間とか、有名な人と過ごしただとか、キラキラしたネタ無いかな…って半ばしょんぼりした気持ちでカメラロールを見返しても、そんなやましい気持ちで探してみると全然ない。
(一応、普段やましい気持ちでそういうことをしてるわけではないですが、、、)

でも一つ一つ見返して、

「どうしてこれ撮ったんだろう?」
「この時、なんでこれやったんだろう?」

って考えてたら思ったんです。


有名とか高価だとか、第三者のモノサシじゃ無い、私が自分で良いと感じた経験や選択、思い出たちがめちゃくちゃあふれてるじゃん。


一枚一枚の写真から、その状況を改めて紐解いていってみると
"過去にも未来にも存在することのない"
"世界中探してもここしかない"
ことばっかりだったりするから、モノゴトや自分自身って、その捉え方次第なのかなと思うんです。

だから2020年、「私は何者なの???」っていう問いと悩みは溢れるけども・・・

きっとみんなこの瞬間、生きてるだけで何か起きてて、何者かになってるよ〜〜〜!

と私は叫びたい。
以上!

(ちなみに上海のラウンジには、翌日お酒はほどほどにちゃんと読書しに行きなおして、無事に背伸びを完了できました)

少しの励ましが大きな活力になる燃費良い人間です!