「安倍晋三 回顧録」(安倍晋三 著)


「安倍晋三 回顧録」
安倍晋三(著)
橋本五郎(聞き手)
尾山宏(聞き手・構成)
北村滋(監修)

2020年に退任してまもなく、安倍元総理は複数回にわたりジャーナリストのインタビューに応じました。
そのインタビューを収録したのが「安倍晋三 回顧録」。
政治家本人ゆえに自己正当化が多少なりとも伴うとはいえ、本人の口から出た言葉だからこそ読む価値があります。
政治とは思想や理念だけでは成り立たず、首相も一人だけで出来る仕事ではありません。
駆け引きや妥協をして国を引っ張っていかなければならず、報道だけでは見えてこない面もあります。

そして演説中の2022年7月に、暗殺という卑劣な手段で命と政治生命を絶たれた安倍元総理。
長期政権で成し遂げた事は何か。成し遂げられなかった事は何か。彼はどんな日本を目指していたのか。帰らぬ人となった今、それを少しでも垣間見る事が出来るのがこの回顧録。
非常に読み応えがある一冊でした。



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