多様性推進の正体とは多数派差別(英国空軍の例)

リンク先の記事はSky Newsの記事。

リークされたメールなどの内部資料によりますと、英国空軍(RAF)は女性や人種的少数派(非白人)の登用のために白人男性の応募者に対して不利な扱いをしていた事がわかりました。RAFにはトップから多様性推進のプレッシャーがあり、そのために採用段階などにおいて女性や人種的少数派を優遇していました。

メールは中間管理職らが2020年から2021年頃に送ったもので、中には白人男性を「無駄な」存在と位置づけ、女性や人種的少数派の応募者が増えるまで採用の過程を一時保留にするといった中身のものもありました。

更には採用の過程で、白人男性は事前に体力テストを受けなければいけなかったものの、女性や非白人は事前の体力テストが免除され、当日の体力テストを受ける優遇措置が課せられていました。体力テストのみならず、実技の訓練などにおいて女性候補者や非白人候補者が白人男性より優遇されており、白人男性が不利な扱いを受けていました。RAFは応募過程や採用段階で不利な扱いを受けた一部の男性たちに対して補償金を支払ったということもわかりました。

機会の平等に飽き足らず、結果の平等や多様性を追求すると必然的に歪みが生じ、多数派を差別する事に繋がります。人間は多種多様だからこそ、興味関心、得意分野、人生における選択に違いが生じます。その自然な違い、そして個人の選択や自由を否定し、結果や比率を無理やり同じにするのが「多様性」。そして女性や特定少数派を優遇し、男性や多数派を蔑ろにして差別するのが「多様性」。

最後に経済学者のミルトン・フリードマン氏の言葉を引用したいと思います。
「A society that puts equality before freedom will get neither. A society that puts freedom before equality will get a high degree of both.」
(意味:「自由よりも平等を重んじる社会は、結果的にどちらも手に入れる事はできない。でも平等より自由を重んじる社会は、双方を高い度合いで手に入れる事ができる」)





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