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本に関する自分の記事をまとめてみました。
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#読書

江藤淳 著「考えるよろこび」を読んで

江藤淳の書籍で最初に読んだのは「閉された言語空間-占領軍の検閲と戦後日本」の英訳版でした…

Eimi1003
12日前
9

「優しい日本語 英語にできない「おかげさま」のこころ」 清ルミ 著

英語に訳せないか、訳せたとしてもニュアンスまで伝えきれない表現が多い日本語。 ニュアンス…

Eimi1003
2か月前
8

「シギント 最強のインテリジェンス」-茂田忠良×江崎道朗 【読書記録】

この書籍では、シギント(通信や信号諜報)*signals intelligence略してSIGNT(シギント)と…

Eimi1003
3か月前
7

【読書記録と紹介】「第2言語ユーザのことばと心 マルチコンピテンスからの提言」

従来の言語研究は、「人間は一つの言語しか操れない」(いわゆるモノリンガル)前提で成り立っ…

Eimi1003
3か月前
8

【読書記録】日本の「英文法」ができるまで- 斎藤浩一 著

英語教育で扱われている英文法が、どのような過程で私達に馴染み深い「英文法」になったかを辿…

Eimi1003
6か月前
10

「新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年」熊倉 潤著

新疆ウイグル自治区の歴史と、中国共産党支配の現実を綴った本。 1949年以前の歴史から始まり…

Eimi1003
7か月前
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「新編 日本の面影」-ラフカディオ・ハーン

来日まもないラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品。 出雲や松江で過ごした日々を綴っています。時代は明治20年代後半。 イザベラ・バードの「日本奥地紀行」の少し後ですね。 今では外国人にとって神社や仏閣は日本を象徴するものですが、 当時は鎖国が解かれてまもない時代で、ハーン氏のように神道や仏教に興味を持ち、かつ見下さずに敬意を払っていた外国人は少なかったですね。 神道や仏教以外にも、各地で伝えられていた伝承や自然信仰も紹介しています。更に英語教師として働いていたため、赴任し

日印関係・インド太平洋戦略における安倍政権の功績についての分析論文集「The Import…

こちらの洋書には、日印関係とインド太平洋戦略における安倍政権と安倍元首相の功績を分析した…

Eimi1003
8か月前
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今年の初読み「人間の生き方、ものの考え方」-福田恆存 

翻訳家と評論家として知られている福田恆存の、昭和30年代から昭和50年代にかけての講義をまと…

Eimi1003
9か月前
9

2023年に読んだ本

・英和対訳 神道入門- 山口智 ・自由をいかに守るか ハイエクを読み直す- 渡部昇一 ・日本の…

Eimi1003
9か月前
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邦訳の刊行が中止となってしまったトランスジェンダー本の英語版を入手して読んでみま…

邦訳の刊行が中止となったトランスジェンダーに関する本。 どんな内容であるかを知るために、…

Eimi1003
9か月前
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「安倍晋三 回顧録」(安倍晋三 著)

「安倍晋三 回顧録」 安倍晋三(著) 橋本五郎(聞き手) 尾山宏(聞き手・構成) 北村滋(監…

Eimi1003
1年前
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「インテリジェンスで読み解く 米中と経済安保」江崎道朗

公刊情報を基に、米国が経済安保をどのように行おうとしているかを解説した書籍。 そして日本…

Eimi1003
1年前
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「三島由紀夫 未発表書簡-ドナルド・キーン氏宛の97通-」の紹介

作家自身の人間性、ユーモア、作品、文学などに関する洞察や考えを知ることが出来る貴重な資料といえば書簡集だと思います。これまでに米文学の作家フィッツジェラルド、同じく米文学のカポーティ、そしてイタリアの詩人ペトラルカの書簡集を読みましたが、今回読み終えたのは三島由紀夫からドナルド・キーンへ宛てた手紙をまとめた書簡集。 内容は私生活、当時の世相、文学、演劇、翻訳など多岐に渡っていて、読んでいるだけで三島氏の声が聞こえてくるような感じがしました。